新たなトランスフォーメーションに向けて言語AI学習プラットフォーム「Azure OpenAI Service」を！

Azure OpenAI Serviceで
新たなトランスフォーメーションを！

8月号でご紹介した言語AI学習プラットフォーム「Azure OpenAI Service」の記事に関して、大きな反響がありました。その中で多くいただいた利用例やシナリオについて教えてほしいというリクエストを踏まえ、業務における活用例を中心にご紹介します。ぜひお客さまの業務の効率化や生産性向上にお役立てください！

生成AIの導入が進みDXが共に加速

　一般層への生成AIの認知・活用が広まり、ビジネスにおいてもあらゆるユースケースでの導入が進んでいます。最も多いのが、情報の要約や言語翻訳をやりとりする従業員の壁打ちチャットボットです。今までも会話できるようなチャットもありましたが、人と対話するような自然な会話を通して、自分自身が気付けなかったアイデアを引き出したり、新たなインサイトを見つけ出したりできるようになります。

　続いて社内に散らばるさまざまな資料を統合し対話をベースに必要な文書やファイルを検索する社内情報の検索です。一例として、経費精算について調べるとしましょう。今までは社内の経費精算方法が掲載されているリンクが表示されて、そのリンク先の内容を全て確認し、経費精算をするという流れでした。生成AIを使うと、経費精算の方法を要約し、レクチャーしてもらうといったことを実現できます。

　しかし、このような分野だけでなく、下図のようにあらゆる領域において生成AIの可能性が広がっています。

　これまでは、クラウド化の変革が進み、その延長線上でデジタルトランスフォーメーション（DX）が起こりましたが、今後は生成AIを中心としたAIトランスフォーメーションが変革を推進していくと思われます。

　進みが遅いと言われている日本のDXを、「Azure OpenAI Service」の活用を通して、一気に加速していきましょう。

Azure OpenAI Serviceの有用性

　Azure OpenAI Serviceが登場して、1年も経過していない状況ですが、非常に多くのお客さまにご採用いただき、活用例が増えてきました。その利用用途について上の図説にて4象限でまとめてみましたが、マーケティングメッセージやコールセンターの回答のようにお客さま向けのメッセージを生成したり、専門文書の要約など既存の文書を取りまとめたりするような使い方、社内ナレッジの検索やSNSのトレンド分析、リファレンスの検索など多くの用途に利用いただいています。以下、Azure OpenAI Serviceを利用いただいているお客さまの代表的な活用シナリオをご紹介します。

●安心安全な環境でAIチャットサービス環境を社内・団体内で提供した事例

　社内DXを推進していくためにChatGPTを使ったAIチャットサービスの整備が、多くのお客さまにご利用いただいているユースケースになります。Azure OpenAI Serviceを利用することで、入力した情報の二次利用をせず、クローズドな環境で外部に情報が漏洩しない仕様を策定でき、セキュリティ面にも配慮された社内向けサービスを構築できることが採用例の多い理由です。

　実際に構築されたサービスは、下記のような用途でご利用いただいています。

・企画資料などのドキュメント作成や開発工程の効率化によるお客さまとの接点強化
・レポート作成における作業効率化やドキュメントの要約、翻訳
・全社員や幅広い社員の利用による事業アイデアの創出

　先日開催されたマイクロソフトの開発者向けイベント「Microsoft Build Japan」のKeynoteでご活用いただいている日本のお客さまのご登壇も交えてご紹介しています。ぜひ以下のQRコードにアクセスし、動画をご覧ください。

　また、　マイクロソフトが推奨するAzure OpenAI Serviceの活用シナリオ例とアーキテクチャをWebサイトで公開しています。

　Azure OpenAI Serviceリファレンスアーキテクチャは、マイクロソフトが推奨するAzure OpenAI Serviceの活用シナリオ例と、そのシナリオに沿ったアプリケーションデモ動画やアーキテクチャ構成を詳しく説明したドキュメントになっています。

　お客さまが安心安全に大規模な生成AIモデルをビジネスに組み込む際の参考資料としてご活用いただくことができます。業務の効率化はもちろん、さらにお客さまのビジネスに貢献するためのアプリケーション開発や運用の参考にしてください。

　Azure OpenAI Serviceリファレンスアーキテクチャは、以下のQRコードのリンク先にてダウンロードできます。ダウンロードするにはコンテンツポータルへアクセスし、製品／サービスの中の「Azure OpenAI Service」カテゴリーを選択の上、ご希望のリファレンスアーキテクチャを取得してください。