新しいFigma UI
まずはじめに、FigmaのUIデザインが一新されました。ユーザーがより親しみやすく、直感的に操作ができるようなモダンなデザインになりました。パネルの最小化や横幅を変更することも可能で、自分に合った作業スペースを確保することができ、より作業に集中できるデザインになっています。
※ これらのアップデートは今後数か月にわたって展開されます。
参考サイト: UI3: デザインが一新されたFigmaのエディター
Figma AI
プロンプトによるデザイン生成機能が追加され、テキスト入力のみで新しいデザインモックアップを生成できるようになりました。画像を置き換えたり、フォントや色を変更したりすることも可能で、より洗練されたデザインモックアップが作成できます。
その他にも、
- プロトタイプの自動配線:プロトタイプを自動で作成することができる
- 画像によるデザイン検索:画像をアップロードするだけで、ファイル内から類似のデザインやコンポーネントを探すことができる
- タスクの自動化:ダミーテキストの自動入力、テキストの翻訳、トーンの調整、背景画像の削除などができる
- レイヤー名を自動変更:ワンクリックですべてのレイヤー名を適切に変更し、整理することができる
などの機能がAI対応し、デザインプロセスを効率化することでよりクリエイティブな作業に集中できるようになります。
※ Figma AI機能は現在ベータ版で無料提供されており、徐々に公開されます。ベータ期間終了後には、追加費用が発生する可能性があります。
参考サイト: Figma AI
Suggest Auto Layout
配置されたレイヤーの位置を元に、ワンクリックでコンポーネント内の要素を自動でオートレイアウト化してくれる機能です。また、オートレイアウトが反映されたコンポーネントに新しい要素を追加する際に、「Control」キーを押しながらドラッグ&ドロップをすると、絶対位置に配置することが可能になりました。
参考サイト: Suggest Auto Layout 実演動画
Figma Slides
プレゼンテーション用のスライドを作成するための新しいプロダクトです。豊富なテンプレートのほかに、Figmaで作成したデザインをそのままスライドに取り込んだり、プロンプトを入力するだけでスライドのデザインを生成したりすることが可能です。スライドをグリッドビューで並べて見ることもでき、情報の整理とデザインの両立がしやすくなりました。また、リアルタイムの共同編集機能により、複数のチームメンバーが同時にスライドを編集・コメントの追加ができます。
※ Figma Slidesは現在オープンベータ版で無料提供されています。2025年初旬には、無料プランと有料プランで提供される予定です。
参考サイト: Figma Slides
まとめ
今回は新しくなったFigmaのデザインに大きく関わる部分をピックアップして紹介しました。UIのリデザインをはじめ、レイヤーのリネームやダミーテキストの入力など細かな作業を効率化することで、クリエイティブな部分により集中できるようなアップデート内容でした。Figmaは一部の機能を無料で使用できるので、ぜひ新機能を試してみてください。