Windows 11対応で汎用性の高いDragonfly G3

 Dragonfly G3は、CPUにハイブリッド・アーキテクチャーの第12世代 インテル® Core™ プロセッサーを採用しています。負荷の高いタスク処理を担当するパフォーマンスコア(Pコア)と、バックグラウンドでマルチタスク処理を行うエフィシェントコア(Eコア)の2種類のコアで構成されており、パフォーマンスと電力効率向上の両立を実現します。また、OSはWindows 11に対応。中央に集約し、アイコンなど使いやすさが考慮された最新のUIや、強化された「Windows Hello for Business」などのセキュリティ機能を利用できます。

HP Elite Dragonfly G3と従来製品「HP Elite Dragonfly G2」の大きさの比較

 Dragonfly G3の最大の特長は、モニターの幅広さにあります。従来製品の13.3インチノートPC「HP Elite Dragonfly G2」と比較し、表示領域を縦方向に15%拡大。画面のアスペクト比は16:9から3:2に変更しており、縦横を幅広く活用できます。具体的な例としてアプリケーションやウィンドウの表示面積が縦に増え、スクロール回数を減らせます。また、タッチパッドも34%拡大し、細かな作業をしやすくなっています。

 モニターは面積が狭ければその分表示領域が少なくなるため、作業が滞りやすくなります。しかし、そういった煩雑さをモニターやタッチパッドを広く確保したDragonfly G3で改善できます。サブモニターや据え置き型のモニターが使えない状況でも作業効率の向上をサポートします。

 日本HPのビジネスPCである Dragonfly G3は、机からの落下、満員電車の圧力、温度の高低差やホコリ・高湿度の中など、PCを利用するさまざまな環境を想定した厳格なテストをクリアしています。過酷な環境でも駆動する確かな品質と堅牢性を提供します。

 さまざまな通信環境を考慮し、Wi-Fiでの安定した接続を実現する「HP Extended Range Wireless LAN」も搭載しています。無線LANのアクセスポイントからPCまでの間に遮蔽物がある場合もスループットが落ちにくいため、混雑したワイヤレス環境でも、データをより速く、より長く転送することができます。また、次世代Wi-Fi 規格「Wi-Fi 6E」をオプションで選択できます。

 また、ハイブリッドワークにおいては、長時間使用できるバッテリーであることは当然ながら、充放電耐久や短時間の回復を含めた長期利用設計のバッテリーが必要です。Dragonfly G3のバッテリーは最大約19.5時間稼働します。30分で50%まで充電可能な「高速充電機能」にも対応。移動などで時間が少ない場合でも、スキマ時間で充電を済ませて次の業務へ向かえます。

環境問わずWeb会議の質を維持&向上

 Dragonfly G3は、Web会議のコミュニケーションを円滑化する映像表示や音響機能なども豊富にそろえています。

部屋が明るすぎる時のカメラ側での露出オーバーを回避する「Backlight WDR4」と部屋が一定より暗い場合には人物などを自動的に明るくする「Low light Improvement」

 Dragonfly G3が備えるのは、5MPのWebカメラ。オートフレーム機能も搭載しており、Webカメラの前でどのように動いても対象の人物を常にフレームの中央に収めてくれます。

 また、リモートワークで働く場所は自宅やカフェなど多様です。一方で、日当たりの悪さや逆光などで、Web会議に参加する際、表情が暗くなるとコミュニケーションが滞る可能性もあります。周囲の状況を判断し自動的に最適な映像に調整することも可能です。例えば、部屋が明るすぎる時のカメラ側での露出オーバーを回避する「Backlight WDR4」が挙げられます。高度なデュアルイメージセンサーを採用し、背景と対象の明度とコントラストのバランスを調整できます。反対に、部屋が一定より暗い場合には人物などの対象を自動的に明るくする「Low light Improvement」も利用可能です。部屋の明るさや暗さを検知し調整できるので、異なる環境でのWeb会議参加でも常に印象の維持・向上をサポートします。

PCの3m以内であれば自動的に声がクリアに聞こえるようマイクを調整できるHP Dynamic Voice Leveling

 テレワークをしているビジネスパーソンは、会社のように必ずしも椅子に座ってWeb会議に出席しているとは限りません。例えば、ほかの仕事に追われている場合、PCの周囲で準備しながらオンラインでの会議や打ち合わせに参加するような状況も想定されます。

 そうしたマルチタスクな働き方をサポートする機能として、Dragonfly G3では拾音機能「HP Dynamic Voice Leveling」を搭載しています。PCの置いてある位置から3m以内であれば自動的に発話内容がクリアに聞こえるように拾音できます。これにより、歩きながらチームのプロジェクトについてフィードバックをしたり、立って準備をしながら簡易的な打ち合わせをしたりと動きながらでもリモートコミュニケーションが可能です。また、AIによってノイズと発話内容を聞き分けて調整する「HP AI-based noise reduction 2.0」機能も搭載。やむを得ず外出先でマスクをしながら参加する場合も明瞭に音声を届けられるのです。

セキュリティ機能を豊富に搭載

 ハイブリッドワークはデータを社外に持ち出してやりとりするなど、サイバー攻撃への懸念も高まりつつあります。こうしたセキュリティリスクが高まる中で、HP Elite Dragonfly G3は端末を保護する機能を豊富に搭載しています。

 Dragonfly G3はウイルス対策ソフト「HP Wolf Pro Security Edition」をプリインストールした状態で導入可能です。クライアント端末上で事前構成済みの対策ソフトとして提供されるため、セットアップや管理のための手間を減らし、別途のITリソースを必要としません。Windows OSと分離した環境でブラウザーを提供して万が一ウイルス感染してもそれらを環境ごと削除したり、行動分析、機械学習AI、ディープラーニングAIなどで検知率を高めたりといった高度な対策を、リソースゼロで活用することができます。

先進的なプレゼンス検知システムを搭載

 外出先でのPC作業には、悪意のある第三者が社内データを狙っている可能性も考慮しなくてはなりません。盗み見や離席中の不正操作など物理的なリスクへのセキュリティ対策機能としては「ウォークアウェイロック」があります。ウォークアウェイロックはPCの前からのユーザーの移動を検知し、システムをロックできます。またユーザーがPCの前に戻ると、Windows Helloと連携して自動で起動できる「ウェイクオンプレゼンス」も合わせて使うと安全性を高められます。

 広い作業領域を確保し、安全かつスムーズな作業やWeb会議をサポートするDragonfly G3は、スマートワークの力強い味方となるでしょう。