高画質なデルのWebカメラ
まずは、4Kと2KのWebカメラを紹介する。こんな記事を書くと「Zoomなどで自動的に解像度が下がるので、高画質は不要だ」という声も耳にする。確かにそれは間違っていないのだが、実は自動で解像度を下げたとしても、元が綺麗なカメラの画質は良いのだ。
特に今回取り上げる2つの製品はレンズが明るいので、照明を使わなくても顔がきれいに映る。
「WB7022」は、4KのWebカメラで非常に画質がいい。AI自動フレーミング機能を搭載しているので、カメラの前で多少動いてもしっかりと追いかけてくれる。スタンド部分は本体と磁石でくっつくようになっており、ノートパソコンや大型モニターに取り付けるスタンドと、三脚につけるスタンドを簡単に取り替えられる。
画質を調整したり、視野を65〜90度に調製可能。こんなことができるのも高画質な4Kの本領を発揮する部分だ。Webカメラは長年使えるので、多少オーバースペックなモデルを買ってもいいだろう。
2Kカメラも高画質だ
こちらも円形のデザインの「WB5023」は、2Kだ。パソコン内蔵の1080pカメラと大差ないように感じるかもしれないが、画質は大きく違う。レンズとセンサーが大型なので明るく、くっきりしているのだ。また、HDR機能を採用するので背景が明るいまま、顔の暗さを軽減できる。また、自動フレーミングにも対応する。
さらに、手ごろな価格の新型Webカメラ登場
さらに、2023年1月にデルから新しいWebカメラ「WB3023」が登場した。画質は2K(QHD)と上々の解像度ながら、価格は14,850円(税込・送料込)のスタンダードモデルだ。オートフォーカスでピントもしっかりと合う。また、HDRに対応するので、背景が窓などで明るくても顔が暗くなりすぎることがないのはテレワーク向きだ。また、ノイズリダクションにも対応する。
実際に利用してみたが、映像はスペック以上にきれいだった。
首振りの自由度がかなり高く前後、左右に柔軟に動かせる。ノートパソコンやディスプレイなどに取り付けるフックもしっかりとしており、ブレなく固定できる。フックの内側にはゴムが貼られているので、傷も防げるはずだ。
なお、フックの下部分には三脚取り付け用のネジ穴が空けられているのも便利だ。
カメラの下のレバーを動かすと、物理シャッターが動作して映像を非表示にできる。アプリの機能を使うより手っ取り早くて確実だ。
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高品質なキーボードも発売中
スマートな薄型キーボードと、高機能マウスのセットが「KM7321W」だ。パソコンとの接続は、専用のレシーバーもしくはBluetoothを利用するのでワイヤレスでスマートに利用できる。
キーボードは、薄型ながらタイプ感は上々で、12個の機能を割り当てられるキーを搭載。マウスも、5個のボタンに機能を割り当て可能だ。
マウスはやや大型だが、手にしっかりとなじみ、長時間使うユーザーにも向いている。
魅力的な充電ドッキングステーション
デルから新登場した「HD22Q」は、充電が可能なドッキングステーションだ。ノートパソコンとUSB Type-Cで接続するだけで充電が可能。また、USB端子やHDMI端子などから映像出力ができる。もちろん、パソコン側のUSB Type-C端子が映像出力に対応しているのが前提だ。この手のドッキングステーションとしては珍しく、ディスプレイポートを備えているのも魅力的だ。
正面はスタンドになっており、ここにQi対応のスマホを置くとワイヤレス充電が可能。つまり、机の上にこのステーションを置いておけばありとあらゆる機器の中核になるのだ。
周辺機器をデルで揃えるメリット
デルは、これまでに紹介してきた以外にも膨大な種類の周辺機器をリリースしているが、手ごろな価格の製品が多い。多くの製品が、ダークグレーを基調としたデザインに統一されており、デルのパソコンとよく似合う。バラバラに周辺機器を揃えるよりもスッキリと使えるはずだ。
また、今回紹介した、充電ドッキングステーションに、Webカメラ、マウス、キーボード、モニターを接続しておけば、USB Type-Cケーブル1本で一気に拡張できる。モバイルノートを持ち出していて、会社や自宅に戻ったら、ドッキングステーションにケーブルを挿すだけで、デスクトップ並みの使い勝手になるのだ。
個人的に、多くのドッキングステーションを利用してきたが、相性の問題がかなりあり、モニターなどの電源を入れる順番に気を使う必要があるケースも見受けられる。デルの周辺機器で揃えていけばそんな心配もないだろう。今回もテストしてみたが、接続してすぐに映像が表示できた。