EdgeのAI機能を使いこなす（3）

　創造的な企画書や提案書などを作るのにBingのAIチャットを使うのはおすすめできない。だが逆におすすめなのは、創造性があまりない書類だ。
　各種の契約書、通告書、申込書、ビジネスレターなどのひな形には大変に便利なのだ。
　今の時代、検索すればひな形を提示してくれるWebページはいくらでもある。ところが、サンプルのひな形を利用しても書き換えなどが多発して使い勝手がイマイチだ。しかも、ズバリ内容がマッチするひな形は意外に少なかったりする。
　そこで、BingのAIチャットの出番だ。例えば、「業務委託契約を解除する書類を作ってください」と入力すると、それなりの書類が完成するので、これをひな形にすればいい。そもそも、こんな書類には独創性は不要なのだから十分に使える。

　さらに一歩進めて、作成する書類の内容を追加してみよう。契約相手の名前を入れて、書類の雰囲気も優しい感じで作成してほしいと依頼してみた。
　結果は素晴らしいとしか言いようがない。受け取った相手の心証も良さそうな書類があっという間に完成した。できあがった書類を読んで違っている部分を訂正し、多少カスタマイズすれば問題なく実用にできるだろう。
　このような資料作成には、BingのAIチャットは間違いなく役立つはずだ。