バッテリーの効率的な運用に対応

 NECは、マイクロソフトが提唱するCopilot+ PCの要件を満たしたPCとして、14インチワイドノートPC「VersaPro タイプVZ」を発売した。VersaPro タイプVZは、NEC独自のスケジュールAIと行動予測AIを活用したバッテリーマネジメント機能を三つ搭載している。

 その機能の一つ目が「ロングバッテリーモード」だ。Outlookの予定表やGoogleカレンダーの予定に合わせて、消費電力を自動で抑制する。二つ目が「スマート充電」だ。PCの利用状況や予定表を基にAIが一週間の行動パターンを学習し、ユーザーの行動に合わせて充電量を調整する。これによってバッテリーの劣化を抑えられるのだ。三つ目が「スマート・スタンバイ」だ。AIが曜日ごとのPC利用時間を予測する。PCを利用しない時間帯に自動的に休止状態にすることで、バッテリー消費を抑制可能だ。

 VersaPro タイプVZのキーボードには、タイピングしながらスムーズなカーソル移動を可能にするポインティングデバイスを搭載。さらに、F12キーを押せばモジュールの状態チェックを行える「ハードウェア・スキャン」を利用可能だ。筆者もクイックスキャンを試してみたが、5分程度でスキャンが完了したため、手軽に端末の状態を確認できた。

 独自AIを活用したバッテリー機能で、一人ひとりに合わせたPCの利用を実現するノートPCだ。

キーボードにはハードウェア・スキャン用ワンタッチアクションキーやCopilotキーといった便利なキーを備えている。
スマート充電をオンにすれば、PCを使っていない、またはACアダプターを接続しているときの充電上限を自動で80%に抑えられる。
VersaPro タイプVZ
NEC
価格:オープンプライス