業務タスクを大画面で

 マルチタスクにARグラスを役立てるというシナリオを考えたことがあるだろうか? 支給PCにARグラスを接続することで、ARグラスを通して目の前の空間にデスクトップを出現させ、大画面で作業が行えるのだ。そうしたビジネス環境を提供してくれるのがXREALのARグラス「XREAL One」だ。

「XREAL One」は、独自開発の空間コンピューティングチップ「XREAL X1」を搭載し、最大367インチで画面を投映できる。従来製品の「XREAL Air 2 Pro」「XREAL Air 2Ultra」に搭載されていた3段階の調光機能を継承した。そのため、ワンタッチでの切り替えで、屋外でも明るい映像を視聴できる。本製品は頭の前後左右への回転、首の振りを感知する「3DoF」に対応し、頭の動きに連動して映像が追従する。

 左側のテンプルの先がUSB Type-Cポートになっているので、付属のケーブルでPCと接続すればすぐにPCのデスクトップを投映可能だ。XREAL Oneの魅力は、別途デバイスを持つことなく、本体で直接モード切り替えができる点だ。右側のテンプルの赤いボタンをダブルクリックしてスムーズに設定メニューを操作できる。「サイド表示モード」では映像を右上か左上に画面サイズを縮小して配置でき、電話や書き物などマルチタスクがしやすい。

 XREAL Oneは、ビジネスパーソンのマルチタスクをAR技術でサポートする。

右側のテンプルの下のボタンでモードの変更が可能だ。
0.68インチのソニーの「Micro-OLEDディスプレイ」を内蔵。着け心地はサングラスとそれほど変わりはない。
XREAL One
XREAL
価格(税込):6万9,980円