コロナ禍を経て、柔軟な働き方を実現する新しいワークスタイルとして、ハイブリッドワークが定着、一般化した。ハイブリッドワークは多くの余剰時間を創出することから、企業のDXを推進していく上で今後も加速していくとみられている。その影響もあり、プレゼンテーションも、オンラインとオフラインが混在するようになった。しかし、プレゼンテーションをオンラインで実施するにはさまざまな課題がある。

オンラインプレゼンテーションにおける課題

 ハイブリッドワークの環境下において、オンラインの相手にプレゼンテーションを実施する際に、ユーザーが懸念する課題は三つある。一つ目がカメラ映りだ。照明が暗いまたは、明るい環境下にいる場合や、Webカメラの画質が悪いと、相手に奇麗な映像を届けられない。結果として、相手に好印象を与えづらくなってしまう。

 二つ目が周囲の雑音だ。会社の自席でオンラインプレゼンテーションを実施する場合、周囲にいる社員の話し声をマイクが拾ってしまうことがある。また、テレワークでオンラインプレゼンテーションを実施する場合も、掃除機など個人宅特有の雑音をマイクが拾ってしまうことが懸念される。

 三つ目が音声性能だ。オンラインの相手が用いるマイクの距離が遠いことや、複数人でプレゼンテーションに参加することで、相手の声が混在してしまい、声が聞き取りにくくなるケースがある。

 これらの課題を解決するためには、オンラインプレゼンテーションで使用されるPCを改善するのが近道となるだろう。そこで今回紹介するのが、富士通が提供する、14インチノートPC「LIFEBOOK U9413/NX」と、13.3インチノートPC「LIFEBOOK U6313/NX」だ。LIFEBOOK U9413/NXは、第13世代インテル Core i7プロセッサー、第12世代インテル Core i5プロセッサーから搭載するCPUを選択できる。モニターには、画面に表示される縦方向の情報量を増やすことで、画面スクロールの回数を減らし、Webページの閲覧、表計算ソフトの編集などの作業を効率的に行える16:10のモニターを採用している。LIFEBOOK U6313/NXは、CPUに第12世代インテル Core i5プロセッサーを搭載。モニターには、YouTubeなどの映像で多く使われる比率である16:9のモニターを採用している。

LIFEBOOK U9413/NX
LIFEBOOK U6313/NX
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オンラインプレゼンテーションに最適な特長

 LIFEBOOK U9413/NXとLIFEBOOK U6313/NXには、オンラインプレゼンテーションに最適な共通の特長が三つある。一つ目が、カメラ映りを改善するAIカメラエフェクターだ。AIカメラエフェクターの機能には、暗い部屋における太陽光や照明といった明るさによる逆光を補正する「ビデオHDR」、Webカメラに映る人物が画面の中心となるように自動で追従する「顔自動追従」、相手を見ているように自身の視線を補正する「視線補正」、肌が奇麗に見えるようにシワやシミなどを補正する「肌補正」、背景をぼかす、またはほかの画像に変更する「背景/差替え」の五つがある。これら五つの機能を用いて、映す画面を最適化することで、オンラインの相手に好印象を与え、効果的なプレゼンテーションが行えるのだ。

 二つ目が、雑音を低減する多様なソフトウェア機能だ。自分のPCから出る音の影響を低減する「Acoustic Echo Cancellation」、キー入力時のタッチ音を低減する「Keystroke Removal」といった利用シーンに合わせた雑音を低減する機能や、マイクとスピーカーから発生するハウリングノイズを低減する「Howling Cancellation Gen4」などの複数人でプレゼンテーションに参加するときに役立つ機能を搭載している。さらに、動物の鳴き声、工事現場の騒音、自然音など周囲の環境ノイズをAIが判断し、低減するAIノイズキャンセラー「AI Noise Suppression Gen4」も備えている。AIノイズキャンセラーの方向は一方向、または全方向で選択でき、プレゼンテーションの参加人数に合わせて調整可能だ。こうした雑音を低減するソフトウェアを搭載することで、オンラインプレゼンテーションの実施/参加が多様な場所で行えるようになる。

 三つ目が、聞き取りやすい音声再生だ。相手の声を自動調整し、聞き取りやすくする「Waves MaxxAudioボイスモード」を搭載している。Waves MaxxAudioボイスモードでは、低い声の周波数特性を向上させて聞き取りやすくする「低音増強」、人の声の帯域を中心に音圧を調整する「音圧向上」、発声音の遅延を低減する「輪郭クリア」、さしすせそといった擦過音やぱぴぷぺぽなどの破裂音を、最適な音量に自動調整するといった四つの機能を備える。Waves MaxxAudioボイスモードを活用すれば、オンラインの相手の質問を何度も聞き返すことなく、プレゼンテーションを円滑に進められる。

LIFEBOOK U9413/NXは、Webページの閲覧、表計算ソフトの編集などの作業が効率的に行える16:10のモニターを採用している。
LIFEBOOK U6313/NXは、YouTubeなどの映像で多く使われる比率である16:9のモニターを採用している。

外出先でのプレゼンテーションにも対応

 LIFEBOOK U9413/NXとLIFEBOOK U6313/NXは、外出先でのオンラインプレゼンテーションにも対応する。外出先でのオンラインプレゼンテーションの実施/参加を支える特長は三つある。一つ目が、優れた携帯性だ。LIFEBOOK U9413/NXは、最薄部約15.8mm、重量約879g、LIFEBOOK U6313/NXは最薄部約18.9mm、重量約940gというコンパクトなサイズとなっている。かばんに入れておいても負担が少ない。さらにLIFEBOOK U9413/NXは、約32時間の大容量バッテリー性能を、LIFEBOOK U6313/NXは約9時間のバッテリー性能を備えている。どちらも外で1日業務を行うには申し分ないバッテリー性能を備えているだけでなく、LIFEBOOK U6313/NXは内蔵バッテリーが摩耗した場合、内蔵バッテリーを自身で交換することも可能だ。

 二つ目がセキュリティだ。両製品共に、富士通独自のハードウェア「Endpoint Management Chip」を搭載している。セキュアなBIOSと組み合わせることで、BIOSへの攻撃に対する防御だけではなく、自動で異常を検知して素早く復旧する。BIOSがウイルス・マルウェアの攻撃を受けて書き換えられ、PCが起動しないといったトラブルを回避できる仕組みだ。また、Webカメラにはカメラシャッターを搭載しており、意図しないものの映り込みを防げる。

 三つ目が通信性能だ。電波干渉が少なく高速な通信が可能なWi-Fi 6Eに両製品共に対応している。LIFEBOOK U9413/NXは、LTE搭載モデルもラインアップしており、Wi-Fi環境のない外出先でもオンラインプレゼンテーションの実施/参加が可能だ。

 LTE搭載モデルもラインアップするLIFEBOOK U9413/NXと、内蔵バッテリーの交換が可能なLIFEBOOK U6313/NXを、自身のワークスタイルに合わせて選択しよう。