ハイブリッドワークは、ビジネスパーソンの身近な働き方になった。しかし、端末のスペックはどうだろうか? 業務の主体であるPCがローテクだと生産性が落ちるだけでなく、商談などのビジネスにも影響を及ぼす可能性がある。そこで紹介したいのが、日本HPの13.3インチワイドノートPC「HP EliteBook 630 G10 Notebook PC」(以下、EliteBook 630 G10)だ。
Web会議にて発話者を追尾するWebカメラ
基本性能として、CPUには第13世代インテル Core プロセッサー搭載している。高性能コア(Pコア)の活用で負荷の高いワークロードを処理し、高効率コア(Eコア)の活用でバックグラウンド・タスクの負担を解放する。また、インテル vPro プラットフォーム※とHPの独自機能との連携でセキュリティ強化も図っている。ファイアウォール外でのリモートメンテナンス対応やBIOSレベルのセキュリティ対策を可能とする。バッテリーは最大約11時間30分駆動を実現し、30分で50%まで充電する「高速充電」機能に対応。短時間充電、長時間駆動で使い込めるのだ。
EliteBook 630 G10の注目ポイントは、Webカメラやオーディオ機能、共有機能などWeb会議におけるコラボレーション機能だ。
まずは、Web会議に欠かせないWebカメラ機能を見ていこう。EliteBook 630 G10は、Windows Helloに対応したIRカメラを搭載している。本Webカメラは「頭部のみ」「頭部と肩」「上半身」の三つの画角を選んで自動追尾できる「HP Auto Frame」(オートフレーム)に対応している。映り方を調整すれば、印象UPも期待できそうだ。視覚的なノイズを低減する機能を備え、夜間など低照度の環境下でも明るさを補正できる。
移動の多いハイブリッドワークでは、マイクやスピーカーなどをノートPCと共に持ち運ぶとややかさばりそうだ。また、そうした機器を活用する場合、Web会議の際に設置するスペースや最適なミュート設定といったケースバイケースの課題が複数発生する。EliteBook 630 G10はAIを活用したオーディオ機能「HP Dynamic Audio」(ダイナミックオーディオ)を搭載しており、音声の出力環境を容易に最適化する。バックグラウンドノイズを抑制しながら音声や動画などに合わせて自動でチューニングするため、事前準備の手間を減らせる。もちろん、デバイス設置のスペースも不要だ。
また、360度全方位マイクを備えている。約3mの範囲で集音する「HP Dynamic Voice Leveling」(ダイナミックボイスレベリング)機能によって、音量の自動的な調整にも対応する。PCの遠近を問わず一定の音量を保てるため、歩くなどの動きを付けたプレゼンが可能となる。生活環境でWeb会議をする際に別の作業が必要な瞬間も、PCの前だけにとらわれずに音声を届けられるのだ。
HP EliteBook 630 G10 Notebook PC
資料共有もリモートでコラボレーション
Web会議ツールの画面上に映したいホワイトボードや物理的なドキュメントをワンクリックで共有できる機能や焦点を自動で合わせてトリミング/台形補正を行う機能も活用可能だ。これらは、資料を共有する際に見やすい画面に調整する。Web会議から一時離れる場合は、ワンクリックで「BRB」(Be Right Back)を表示した静止画に切り替える。離席中の画面を容易に表示するので、都合によるWeb会議の退室も手間取らない。
EliteBook 630 G10は、ハイブリッドワークのさまざまな煩雑さを解消し、ハイパフォーマンスな1台としてビジネスをアシストする。