Web会議の質は、スピーカーやヘッドセットなどの機能で決まる。社内での簡単な打ち合わせや、取引先企業に対しての重要なプレゼンまで、全ての打ち合わせをカバーしたい。そうした場合には、音質を追求して開発されたブランドの製品が望ましい。そこで、GNオーディオジャパンが提供するオーディオ・映像ブランドJabraの製品を紹介したい。
高性能スピーカーで対話と相づちを双方向から
音質を考慮する際、検討したいのがスピーカーだ。現在Web会議などで使っているスピーカーの音質はどうだろうか? 支給PCに標準で付属しているスピーカーではハウリングやノイズが混ざる状況が時々見られるが、別途で外付けのスピーカーやマイクがあれば、それらの問題も早くに解決しそうだ。
Jabraのスピーカーシリーズ「Jabra Speak2」のうち、最上位の65mmスピーカー「Jabra Speak2 75」は、Web会議を円滑化する機能を豊富に備えている。例えば、話し手の発表だけでなく、聞き手の相づちの声も拾える「上級フルデュプレックスオーディオ」を搭載している。対面しているように両方向の通話が可能だ。アナログ信号よりデジタル信号になっていることで、より音声データが細かくなるので、アルゴリズム(プログラム)で処理がしやすく、音がよりクリアになる。
特長的な機能として、部屋のどこにいても、発話者の発言が相手にどの程度聞こえているかをLEDで表示する機能「マイク品質インジケータ」に対応。相手に聞こえづらくなっていないか、または明瞭に聞こえているか、直感的な360度のライトリングで示せる。話者の声をマイクがしっかり拾えていないとLEDはオレンジ色に発光するため、マイクに近づく必要がある場合も一目で確認できる。
どんなシーンでも、個々の状況に応じてベストな音を実現するヒントを得られる。最新の音声レベル正規化テクノロジーも採用しているため、音声の大小を調整し、平均的な音量で出力可能だ。主要なWeb会議プラットフォームの認定を取得しており、Microsoft Teams、Google Meet、Zoomなどプラットフォームを問わず、シームレスにプラグアンドプレイできる。最長32時間駆動に対応。
ハイブリッドワークで起こり得るトラブルも回避できるよう設計されている。例えば、防水・防塵規格「IP64」に準拠しており、散らかったキッチンや作業用のバッグの中でもデバイスを埃や水からしっかりと守れる。ワイヤレスで使えるが、USB Type-CやUSB Type-A接続にも対応するJabra Speak2 75は、既存の古めな支給PCでも、新たに支給されたPCでも活用できるだろう。
そのほかのJabra Speak2シリーズでは、無線/有線モデルに対応した「Jabra Speak2 55」や軽量な有線モデルの「Jabra Speak2 40」などがある。用途の柔軟性やセキュリティ配慮など、特長が少しずつ異なるため目的に合わせて選んでほしい。
ビデオバー会議システムを容易に設置
Web会議では、社内の複数人が一つの会議室に集まって社内の在宅メンバーや企業とリモートでやりとりするケースもあるだろう。そのようなシチュエーションにビデオバー会議システム「Jabra PanaCast 50 Video Bar System」があれば、Web会議やプレゼンの質の向上や企業の印象UPも期待できそうだ。
Jabra PanaCast 50 Video Bar Systemは、オンラインビデオバーとタッチスクリーンの管理制御端末「PanaCast Control」で構成される。Jabra PanaCast 50 Video Bar Systemのビデオバーには、ゼロ振動ステレオセットアップの4台の強力なスピーカーが備わっている。クリアなサウンドを出力するため、室内の会議室で後方の座席に座っていても会議音声を聞き取りやすい。リモートの参加者も、発話者の声が届きやすくなるよう設計している。精密な音声検出機能とフルデュプレックステクノロジーを採用しているため、インテリジェント アルゴリズムにより残留エコーと静的ノイズを自動的に識別して除去する。Web会議中の会話の流れを妨げずスムーズに会話に入れる。
管理用端末のPanaCast Control タッチスクリーンタブレットも優れものだ。Web会議への参加、コンテンツの共有、会議の終了は全てワンタップで行える。また、人が入室すると自動的にシステムを起動する「PIR モーションセンサー」が搭載されている。会議の参加者はPCを持参しなくても会議を始められるのだ。
Web会議の音質をアップグレードするヘッドセット
また、通話時に周囲の声が通話相手に聞こえている、長時間装着が嫌になる、聞き取りづらいと言われるなど課題も生じやすい。そこで、そうした課題を解決するヘッドセットがあると良い。ヘッドセットシリーズ「Jabra Evolve2」なら、Web会議に集中したりアイデアを整理したりしやすくなるだろう。
例えば、形態性に優れたヘッドセット「Jabra Evolve2 65 Flex」がある。「ハイブリッド アクティブノイズキャンセリング」(ANC)に対応しており、周囲の雑音を遮断して会議を行える。話者の声をシャープに際立たせ、通話やWeb会議において良い音質を維持する。
また、特別設計のデジタルアルゴリズム、パワフルなチップセットおよびJabra ClearVoiceマイクにより、周囲の話し声や、BGMなどの不要な音を遮断し、話者の一言一句に集中しやすい環境に整える。通話者がどこにいても通話やWeb会議を行える仕様だ。
さらにユニークなポイントとして、イヤーパッドの上部を折り曲げられるようにヒンジを設計している点がある。これにより平らに折りたためるので、コンパクトに持ち運べるのだ。保護性の高いポーチに入れたら、バッグにもかさばらず、機器を傷つけにくい。
そのほか、八つのマイクと高度なビームフォーミング技術を採用したヘッドセット「Jabra Evolve2 75」や顧客体験向上を実現するヘッドセットの新製品「Jabra Engage 50 II」など、働き方に合ったさまざまなヘッドセットを選べる。シームレスな通話品質やWeb会議の利便性向上をはじめ、多様なシチュエーションに対応する機器が求められる中で、Jabraのバリエーションに富んだオーディオ製品を検討してみてはいかがだろうか。