データ保護を考慮する上で、クラウドのセキュリティについて考えたことがあるだろうか? クラウドには、SLA(Service Level Agreement:ユーザーとサービス提供者間で、サービスの品質を合意する契約)が付属している。SLAはサービスの可用性の確保に重点を置いており、データの可用性を必ず補償するものではない。そのため、パブリッククラウドサービスを利用する際にはマイクロソフトなどの共同責任モデルを理解しておくことが重要だ。クラウド内のデータは、サービスを利用する企業側で守る必要があるのだ。AvePointのバックアップソリューション「AvePoint Cloud Backup」は、SaaS内のデータ保護に最適だ。

SaaS内のデータを広範囲に保護

 さまざまなセキュリティソリューションがある中でも、SaaSに特化したバックアップソリューションなら、データを移行しつつ損失から素早く立ち直れる。権限設定のミス、コンテンツの破損、重大なデータ損失などに起因するデータ消失シナリオを回避するのに役立つだろう。単なるデータの可用性維持だけでなく、ユーザーエラーや災害・停電、ランサムウェア攻撃など、あらゆる事態に対応できるバックアップ対応が必要となってくるのだ。

 そうした課題に対し、「AvePoint Cloud Backup」は、顧客のSaaSデータを幅広く保護する。「Microsoft 365 バックアップ」「Google Workspace バックアップ」「Salesforce バックアップ」「Dynamics 365 バックアップ」「Azure バックアップ」とプラットフォームごとにバックアップ機能を提供している。Cloud to Cloudのバックアップで10ユーザーから10,000ユーザーまで企業規模を問わず活用できる。利用開始から自動でクラウドバックアップが実行され、常にデータの完全性を保てる。

 セキュリティにも配慮されている。標準のストレージと暗号化機能のほか、企業内のストレージもバックアップに利用可能だ。情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格「ISO:27001」認証を取得しており、信頼性も担保している。

 無制限で使えるといっても、クラウドバックアップサービスのROI(投資収益率)はリストアのスピードで決まる。AvePoint Cloud Backupは、万が一ランサムウェア攻撃や災害が発生しても顧客やパートナーのダウンタイムを最小限に抑えられる。

AvePoint Cloud Backupのコンソールでは豊富なSaaSアプリケーションを一元的に確認可能だ。

ファイル移行や権限管理もAvePoint製品で

 国内シェアの高いMicrosoft 365だが、これを今後導入したいという企業もいるかもしれない。そうした場合には、AvePointの提供するファイル移行ソリューション「AvePoint FLY Server」が有用だ。対応製品としては、Microsoft Exchange Server、IMAP、POP3、Gmailといったメール製品、Google ドライブ、Dropbox、Boxといったクラウドストレージ類、Slack、SharePoint 2013 / 2016/ 2019、そのほかオンプレミスシステムといったツールがある。これらのアプリケーションから、Microsoft 365 Groups、Microsoft Teams、OneDrive for Business、SharePoint Onlineなどへ移行をサポートできる。また、AIサービス「Microsoft Copilot」含めたAI活用に向けた権限管理の徹底も支援する。

 また、Microsoft Teams、SharePoint、OneDriveなどの権限管理ソリューション「Policies&Insights」もクラウドの運用管理に役立つ。Policies&Insightsは、Microsoft 365のテナント全体を網羅したセキュリティレポートをシンプルな操作で生成可能なSaaSサービスだ。使用中の Microsoft TeamsのチームやMicrosoft 365のグループ・SharePointのサイト・ OneDriveのセキュリティ状態を可視化する。ルールや権限の制御レベルを選択・設定し、リスクを定義することで、ポリシーを自動適用できる。情報管理ポリシーに違反する権限・メンバー・構成の変更を自動で検出・修正し、全ワークスペースを安全な状態で維持する。

 AvePoint Japanの製品は、SaaSのバックアップからクラウド移行、権限管理まで、セキュアな構成でデータを保護できる。