ベジェ曲線

ベジェ曲線は、CGやデザインで滑らかな曲線や曲面を描くための計算式。フランスの自動車メーカー「ルノー社」のピエール・ベジェ氏が車体デザインのために考案した。CADやAdobe Illustratorなどのドローソフト、ベクター画像、フォントなどで使われる。

ベジェ曲線は「アンカーポイント」「セグメント」「ハンドル(方向線)」という3つの要素から成り立っており、これらを合わせて「パス」と呼ぶ。

・アンカーポイント(制御点)
線を描く基準となる点。ペンツールで点を打つことで、アンカーポイントができる。最初のポイントが「始点」、最後のポイントが「終点」となる。

・セグメント
アンカーポイント同士をつなぐ線。アンカーポイントと方向線から、自動でセグメントができる。

・ハンドル(方向線)
セグメントの曲がる方向・強さを制御する。描画時にドラッグするとハンドルが出てくる。ハンドルの角度を変えることで、線の曲がる方向を調整できる。

ベジェ曲線の作成は複雑な作業だが、構造を把握して数をこなすことで、自在に使えるようになる。

(青木逸美)

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