ユーザビリティ

Webサイトやソフトウェアなどの操作性や使いやすさのこと。迷わず、ストレスなく操作できることを「ユーザビリティが高い」と言う。国際規格ISO 9241-11では「ある製品が、指定されたユーザーによって、指定された利用の状況下で、指定された目的を達成するために用いられる際の、有効さ、効率及びユーザーの満足の度合い」と定義されている。

ユーザビリティ研究の第一人者であるヤコブ・ニールセンは、ユーザビリティには「学習しやすさ(Learnability)」「効率性(Efficiency)」「記憶しやすさ(Memorability)」「エラー(Errors)」「主観的満足度(Satisfaction)」の5つの要素があるとしている。

よく混同される言葉に「アクセシビリティ」がある。これは、高齢者やハンディキャップを持つ人にも配慮し、より多くのユーザーにとっての使いやすさを考えたもの。ユーザビリティは特定のユーザーと特定の利用状況において評価される点が異なる。しかし、すべてのユーザーの使いやすさを追求するアクセシビリティを確保すれば、結果、ユーザビリティの向上にもつながるとも言える。
(青木逸美)

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