将来副業をしてみたいと考える20代正社員が8割以上
目的は収入+自分磨き〜キャリアトレック調査
厚生労働省の「モデル就業規則」において、副業・兼業の禁止規定が「原則禁止」から「原則容認」に転換する方針が発表された。今後注目されるであろう副業や兼業について、20代正社員へのアンケート調査が行われた。
文/陣武雅文
9割が現在副業をしていないが、8割以上が将来してみたいと回答
ビズリーチが運営する20代リコメンド型転職サイト「キャリアトレック」が、正社員として働く20代の会員に対し、副業に関するアンケートを実施し、その結果を発表した。
現在副業をしていると回答した人は1割以下だったものの、今後副業をしてみたいと回答した人は8割以上にのぼった。さらに、副業を容認している企業を転職先として魅力的と感じるかどうかの設問では、「そう思う」、「どちらかといえばそう思う」を合わせると8割以上の人が副業を容認している企業に魅力を感じると答えている。
この結果から、副業・兼業への関心の高さだけでなく、企業が副業・兼業を容認しているかどうかが、今後、就職先や転職先選びにも影響を与える可能性があることが示されていると言えるだろう。
副業への興味は収入源の獲得以外に自分磨きの手段として捉えている
副業をしたい理由では「副収入を得たい」という回答が7割となっているが、それ以外にも「自分で稼ぐ力を身につけたい」や「スキルアップしたい」という回答が4割を超えている(複数回答3つまで選択)。フリー回答では、会社以外での経験や出会いを広げることや、自身のスキルアップ手段として副業を考えていることを語る人もいた。
また「今の会社に依存したくない」という回答も4割を超え、終身雇用や年功序列の崩壊による将来への不安から、一社でキャリアを重ねることをリスクと捉えていることも伺える。
キャリアトレックによる副業に関するアンケートの詳細はhttps://www.bizreach.co.jp/pressroom/pressrelease/2017/0111.htmlを参照のこと。