1行が長いと読みづらい
書類は1行が長い、つまり、1行の文字数が多いと読みづらいと感じることが多い。このサンプルはよくありがちな企画書などの書類だが、1行が長いために視線の移動距離が長くなり、結果として読みにくさにつながっている。
段組を指定する
そこで、レイアウトの手法のひとつである「段組」を利用していこう。使い方は簡単で、文字列のブロックを範囲指定したら、メニューから段組の段数を指定すればいい。雑誌や新聞のようなレイアウトになるはずだ。
段数は2段、3段と指定可能だが、1行が長いほど段数を増やすと読みやすくなる。例えばA4の書類でも文字サイズが小さくなると、1行の文字数は増える。そうなったら段数も増やせばいいわけだ。
見出しの使い方に注意
段組には見出しを含むこともできる。見出しを範囲指定した状態で、段組を実行すればいいだけだ。逆に見出しを含まないことも可能なので、どちらが読みやすいか、インパクトが強いかは自分で考えて決めていこう。
企画書などは見出しを強くした方が効果的なケースが多いので、個人的には含めないパターンをよく使っている。
次回は段組の詳細設定と縦書きなどを紹介する。