ハイブリッドワークを支援するヘッドセットやChromebookが登場

テレワークとオフィスワークを必要に応じて使い分ける「ハイブリッドワーク」が定着すると、持ち運べるタイプの周辺機器や、自宅からの移動中にもバッテリーを切らさず作業できるノートPCが必要となるだろう。今回は、約50gの軽量設計を実現したヘッドセットや、最大約12時間の連続稼働に対応するChromebookが新製品として登場している。これらの製品を提案し、顧客のハイブリッドワークを支援しよう。
※価格は全て税込

LGエレクトロニクス・ジャパン
オープンプライス

　LGエレクトロニクス・ジャパンは、IPSパネル採用の27インチ4Kモニター「27UP550-W」を発売した。色域はsRGBを98%カバーし、約10.7億色の表示に対応するなど、高い色再現性を実現した。HDR規格の「HDR10」に対応し、明るい部分の白飛びを抑え暗い部分をより深い黒で再現可能だ。超解像技術「Super Resolution+」を搭載し、4K以下の解像度の映像でも高精細に表示する。「ブルーライト低減モード」を備え、長時間使用しても目が疲れにくい。バックライトの調光方式を変更することで画面のちらつきを抑える「フリッカーセーフ」機能も搭載し、使用時の目の負担を軽減できる。

パナソニック
オープンプライス

　パナソニックは、防水規格「IPX4」相当の防滴仕様を備えたワイヤレスネックスピーカー「SC-WN10-K」を発売した。人の声を強調する「快聴音」機能により、講演などの音声がクリアに聞き取れる。本体にマイクを搭載し、PCなどにBluetooth接続をすればハンズフリーで会話できる。付属のワイヤレス送信機でテレビモニターにも接続が行え、本体下部のボタンでBluetooth接続機器との切り替えができる。本体に備えるLEDはBluetooth接続機器との接続待機時には青色にゆっくり点滅するなど、機器との接続状況に合わせて表示が変化するため、現在の接続状況が一目で分かる。

ジャストシステム
オープンプライス

　ジャストシステムは、電子署名に対応したPDFソフト「JUST PDF 5 Pro」を発売した。従来製品「JUST PDF 4」から新たに電子印鑑テンプレートの種類を追加し、個人印鑑のほかに法人角印などの押印が可能になった。文書上の個人情報やマイナンバーを抽出して消去する「墨消し機能」を備え、従業員の個人情報が記載されている文書も安全に管理・保存できる。PDFのテキストをコピーする際にテキストから不要な改行やカンマなどを取り除く「テキストコピーモード」も新機能として搭載し、PDFを参照しながらデータ入力を行う業務の作業時間短縮や入力ミスの減少につながる。

ブラザー販売
オープンプライス

　ブラザー販売は、2mの対落下衝撃性能を備えた3インチ感熱モバイルプリンター「RJ-3250WB」を2021年12月中旬に発売予定だ。ラベル10枚当たりの印字速度は約6秒で、従来製品「RJ-3150／3150Ai」の約30.4秒から大幅に短縮した。防塵・防滴規格の「IP54」に準拠し、粉塵・水滴が多い工場でも使用できる。ラベル印刷時にラベルが剥離紙から自動的に剥がれて出てくる「剥離機能」を搭載し、都度貼り付けを行う作業の際に剥離紙を剥がす手間がない。バッテリーの劣化状態を液晶画面の「電池劣化度アイコン」で確認できるため、リチウムイオン充電池の交換時期目安を一目で把握可能だ。

エレコム
3,883円

　エレコムは、折りたたみ式のヘッドセット「HS-NB06TBK」を発売した。ネックバンドタイプのため頭部への負担が少なく、長時間の使用でも疲れにくい。マイク部に「フレキシブルアーム」を搭載し、使用者の最適な位置にマイクを調節できる。マイク本体には息によるノイズを軽減する「ウィンドスクリーン」を付属し、クリアな会話が可能だ。コードの中腹部にコントローラーを備え、マイクのボリューム調整やオン／オフを手元で操作できる。本体は約50gの軽量設計を実現し、持ち運びの際の負担が少ない。コードには「ファブリックコード」を採用しているため、コードの絡まりを防げる。

日本エイサー
オープンプライス

　日本エイサーは、フルHD対応の14インチChromebook「CB314-1H-AF14N」を発売した。CPUにはインテル Celeron プロセッサー N4020を搭載。約7.3mmの狭いベゼルを採用し、表示領域を広く確保した。モニターには非光沢パネルを使用しているため、画面への映り込みが少ない。本体には視野角78度のWebカメラを内蔵し、別途カメラを用意せずにWeb会議が行える。バッテリーは最大約12時間の連続稼働に対応し、1日中外で仕事をする場合でも充電を気にせず利用可能だ。USB Type-Cを左右両側面に設置しており、両サイドどちらからでもACアダプターを差し込んで充電できる。