PC

スマホからプレゼン資料を操作

 効果的なプレゼンテーションには、身振り手振りといったノンバーバルコミュニケーションが効果的だ。しかしノートPCで資料めくりをしなければならない場合、発表者の動きが制限されてしまう。これを解決するのが、富士通クライアントコンピューティングの14インチワイドノートPC「LIFEBOOK MH55/J1」だ。

 LIFEBOOK MH55/J1は、スマホでノートPCの操作が行える「FMVコントローラー」をプリインストールしている。FMVコントローラーにはプレゼン資料を操作可能な「プレゼンリモコン」機能があり、スマホからプレゼン資料のページめくりができるのだ。実際に使ってみたが、離れた場所からもスムーズにプレゼン資料のページめくりが行えた。

 発表時だけでなく、プレゼンを聞く際にも役立つ機能があるとなお良い。LIFEBOOK MH55/J1は、PCの画面をキャプチャーできる「Quick Capture」もプリインストールしている。Quick Captureは、一定間隔で自動的に画面キャプチャーを行う「自動画面キャプチャ」機能を搭載する。キャプチャー間隔は1〜10秒の間から選択が可能だ。実際にWeb会議でのプレゼン中に本機能を使ったが、ボタンやキーを押さなくても自動でキャプチャーが行われたため、プレゼンを集中して聞けた。LIFEBOOK MH55/J1は、効果的なプレゼンの実施と、快適なプレゼンの視聴をサポートする。

(左)FMVコントローラーは、ストップウォッチ機能も備える。
(右)Quick Captureでのキャプチャー範囲は自由に選択可能だ。
LIFEBOOK MH55/J1
富士通クライアントコンピューティング
価格:オープンプライス

Peripheral

ハイブリッドワークを快適に

 働く場所を選ばないハイブリッドワークの普及によって、従業員が用いるPCの多くはノートPCとなった。しかし、ノートPCは携帯性向上のためにポートの数が少ないことが多く、周辺機器の接続にポートの数が不足することがある。そうした課題を解決する製品が、j5createが発売したドッキングステーション「JCDS337 Bluetooth Speakerphone with USB-C デュアルHDMI Gen2 9in1 ドッキングステーション」(以下、JCDS337)だ。

 JCDS337は、USB Type-A×2、USB Type-C×3(内一つはPower Delivery対応)、HDMI×2、LAN×1の八つのポートを備えている。さらにJCDS337は、PCの画面を外部モニター2台までに拡張可能な「デュアルHDMI拡張」に対応している。作業領域を拡張することで、参照したいウィンドウがほかのウィンドウに隠れてしまうことがなく、快適に業務を行えた。

 Web会議にもJCDS337は活用できる。JCDS337は、360度集音する全指向性マイクを四つと、5W高音質スピーカーを搭載している。さらに、入力音声の大小にかかわらず出力音声を一定に保つ「自動ゲイン制御」などを備えているため、JCDS337をPCに接続するだけでWeb会議環境を構築できた。

 JCDS337を用いれば、ハイブリッドワークにおける業務環境を快適なものに近付けられる。

(左)USB Type-CやHDMI端子など八つの端子を備え、PCのポートを拡張してくれる。 
(右)PCの画面を外部モニター2台までに拡張する「デュアルHDMI拡張」に対応している。
JCDS337 Bluetooth Speakerphone
with USB-C デュアルHDMI Gen2 9in1
ドッキングステーション
j5create
価格(税込):3万1,980円

Goods

外部の音を聞きながらWeb会議を

 ほかの従業員とのコミュニケーションが取りやすいといったメリットを享受するために、働く場所にオフィスを選ぶ人も少なくない。一方でオフィスで働く場合でも、Web会議は継続している。Web会議は会議室で行うこともあるが、少人数のWeb会議だと自席から参加することもある。自席で行うWeb会議では、従業員の話し声といった周囲の音が難点だ。そうした課題を解決する製品が、サンワサプライのBluetooth接続のヘッドセット「MM-BTSH69BK」だ。

耳をふさがない構造のため、Web会議をしながらでも外部と意思疎通ができる。

 MM-BTSH69BKは、正面の音のみを集音する単一指向性マイクとノイズキャンセル機能を備える。そのため、Web会議の相手に自分の声を奇麗に届けられた。さらに、耳をふさぐことなく骨の振動によって音を聞ける「骨伝導」の技術を採用している。Web会議の音声を聴きながらでも周囲の音や電話の呼び出し音などを聞き取れた。

マグネット式の充電ポートを採用したことで、抜き差しによる破損の心配がない。

 MM-BTSH69BKは、約10時間通話できるバッテリー性能を備え、充電は約2時間で完了する。終業後に充電しておけば、業務中にずっと使用していても、バッテリー不足で使用ができないということがなかった。さらに充電ポートには、マグネット端子を採用しているため、ポートに端子を抜き差しする手間がなく、簡単に充電できた。

 Web会議を快適に行えるのに加え、充電切れを気にする必要がないヘッドセットだ。

MM-BTSH69BK
サンワサプライ
価格(税込):2万900円

Software

DMを手間なくデザイン&送付手配

 販促では、メールだけでなくはがきのダイレクトメール(DM)の送付も効果的だ。もしDMの内製が行えたら、デザインや発送にかかる外注コストを削減できる。ジャングルのはがき作成・住所録管理ソフト「筆ぐるめ 31 2024年版 大盛」は、同社製品「筆ぐるめ 31 2024年版」にイラスト・レイアウトを1,000点、日本語フォントを3書体追加し、見栄えの良いDMの内製に貢献する製品だ。

 筆ぐるめ 31 2024年版 大盛は、画像をすぐに本製品へ取り込める機能を備えている。PC内の画像を右クリックし、「筆ぐるめで開く」を選択して、「画像を筆ぐるめに取り込む」を選べば良い。実際に使ってみたが、画像を取り込むためにソフトウェアを開く手間がなかった。そこからレイアウトに写真を配置するだけで、見やすく奇麗なDMの作成が短時間で行えた。

 デザインだけでなく、大量のDMの郵送手配に適した機能も搭載する。本製品は、重量・形状が同じ郵便物を1,000通以上出す際に割り引きが受けられる「バーコード付郵便物」の作成が可能だ。用紙選択から、バーコード付きのレイアウトを選ぶだけで完成する。実際に作ってみたが、通常はExcelやWordを用いて作成するバーコードがレイアウトの選択だけで作れたので、手間を大幅に削減できた。本製品は、DMの内製をデザインと送付の両面から支援する。

(左)ソフトウェアを開かずに画像を取り込める。取り込んだ画像はサイズや位置を自由に変えられる。
(右)バーコード付き郵便物を作成できる。宛名は縦書き/横書きのどちらも選択可能だ。

筆ぐるめ 31 2024年版 大盛
ジャングル
価格(税込):4,390円