PC
外回りや出張の際のセカンドマシンに
GIGAスクール端末の入れ替え需要が2024〜2025年ごろに見込まれている。そうした端末の入れ替え需要に向けてDynabookが発売したのが、10.1インチ2in1デタッチャブルPC「dynabook K2」だ。
dynabook K2は、学習机のような作業スペースの限られた環境でも落下のリスクを抑え、安心した利用を実現している。タブレットを支えるスタンドがない自立型デザインの採用によって、狭い机でも落下のリスクを低減しているのだ。加えて、キーボードドックにタブレット接続のガイドとなる突起部を設けている。ガイドのおかげでタブレットをキーボードドックに正しく接続できる。こうした落下のリスクを抑える特長を備えているため、学習机に限らず新幹線やカフェといったビジネスマン向けの限られた作業スペースでも安心して利用できた。
資料や教科書への書き込みを行うために、教育向け端末では電子ペンを用いることが多い。しかし電子ペンは端末とは独立しているため、紛失のリスクが付きまとう。dynabook K2のキーボードドック右側面には収納スロットが設けられている。付属の充電式アクティブ静電ペンを収納できるため、電子ペンの紛失を防げるのだ。
教育向け端末としてだけでなく、オフィス外で利用するビジネスマンのセカンドマシンにお薦めだ。
Peripheral
Caps Lockキーを手軽に無効化
出張時に新幹線内で業務を行う際、机が狭いため、ノートPCの代わりにタブレットとスマートフォンを使うことがあるだろう。そうしたときにエレコムのBluetoothキーボード「TK-CM10BMKBK」を活用すると、スムーズなデバイスの切り替えを実現できる。
TK-CM10BMKBKは、本体に最大2台の接続先を保存できる。電源ボタン横の「接続先選択キー」を押すことで、入力を行うデバイスを選択可能だ。検証時にタブレットとスマートフォンを接続してみたが、接続先選択キーを押すだけで、素早くデバイスを切り替えられた。
また、作業時に誤ってCaps Lockキーを押してしまい、文字入力に支障が出てしまうこともあるだろう。そうした事態を防ぐために、TK-CM10BMKBKは本体背面にCaps Lockキーを無効化する「Caps Lock機能無効化スイッチ」を備えている。このスイッチをスライドさせると、Caps LockキーをCtrlキーに切り替えられるのだ。実際に使ってみたが、Ctrlキーに切り替えることで作業への支障がなくなっただけでなく、ショートカットキーの入力が楽になった。スピーディーに業務を進められ、移動中の作業がさらにはかどった。
TK-CM10BMKBKは、スムーズなデバイス切り替えとCaps Lockキーの無効化で、移動中の業務の効率アップに貢献する。
Goods
紙のように扱える電子付箋
仕事のアイデアをサッと書き残したいとき、付箋は有用だ。しかし、粘着力が落ちるとすぐに剥がれ落ちてしまう課題がある。そこで活用したいのが、キングジムの電子付箋「Boogie Board papery BB-18 Sサイズスターターセット」(以下、BB-18)だ。同社の電子メモパッド「Boogie Board」の新モデルで、新たに紙のように柔らかい素材を使用している。
BB-18は本体が薄手なため、複数枚を重ねられる。検証時に2枚重ねてみたが、重ねたままクリアファイルに収納できた。記載内容を消す時は、本体上部の円形の箇所に、同梱の専用スタイラスの上部を当てれば良い。パッと内容を消せるので、書き損じた付箋を捨てる無駄が発生しない。
本体上部にはマグネットを内蔵しているため、ホワイトボードに貼り付けられる。実際にホワイトボードに貼ったが、磁力でしっかり貼り付くため、剥がれる心配がなかった。
さらに本体上部は青やオレンジなどに色分けされているので、企画会議の際、カテゴリーごとに異なる色のBB-18へメモを書く活用もできる。マグネットでホワイトボードにBB-18を貼り付けておけば、企画会議の内容を長期間残しておくことも可能だ。
高い携帯性とメモの長期保存性を持つBB-18は、ちょっとしたメモから企画会議まで、幅広い場面で活用できるだろう。
Software
ボタン一つでしおりを自動生成
環境負荷を軽減するための活動や業務のデジタル化の一環として、必要な資料をPDFで出力するといったペーパーレス化が進んでいる。しかしページ数の多いPDFでは、目的のページを探すときにスクロールをするのは面倒だ。そうした手間を省くのが、アンテナハウスのPDF加工編集ツール「アウトライナー 3.2」だ。
アウトライナー 3.2は、PDFのしおりの自動生成が可能だ。独自のPDF解析エンジンが文字列の位置といった要素を分析し、見出しかどうか判定する。見出しとして判定されたデータは、しおりとして自動で生成出力される。本機能を試してみたが、ボタンを押すだけで処理が開始され、本文が見出しとして判定されることなく「1-1」といった項目だけが見出しとして判定され、しおりが自動生成された。
従来のバージョン「アウトライナー 3.1」からの新機能として、しおりに設定されたリンク先やファイルパスが有効かチェックする「しおりチェック」機能を備えている。PDFファイルを指定している場合は、ファイル内に指定されたページが存在するかどうかも確認する。PDFのしおりを一括でチェックできるため、一つひとつしおりを確認する必要がない。
しおりの自動生成としおりに設定されたリンク先が有効か否かをチェックする機能で、ページ数の多いPDFの確認を効率化してくれる。
アウトライナー 3.2
アンテナハウス
価格(税込):2万6,400円