コア

パソコンの処理作業を行うCPU(Central Processing Unit、中央演算処理装置)の核となる部分を「コア」という。独立して機能する演算・制御装置のことで「プロセッサコア」とも呼ばれる。CPUの処理性能を表す数値には、他に「クロック数」と「スレッド数」がある。

初期のCPUは、コア1個のシングルコアが主流だったが、現在では複数のコアを1つのパッケージにしたマルチコアが多い。コアの数に応じて「デュアルコア(2コア)」「クアッドコア(4コア)」「ヘキサコア(6コア)」「オクタコア(8コア)」などと表す。

マルチコアのメリットは、コアの数だけ処理を平行して行えるので性能が向上することだ。例えば、Microsoft WordとExcel、PowerPointの3つで同時に作業する場合、1コアではソフトウェアを切り替えながら処理することになる。3コアであれば、それぞれ分担して処理できるので、性能はアップする。コア数が多ければ多いほど、同時並行で行える処理数が増えることになり、複数のソフトウェアを同時に実行しても動作が重くならない。
(青木逸美)

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