スレッド

スレッドとは、1つのCPU(Central Processing Unit、中央演算処理装置)が同時に実行できるプログラム数の最小単位。通常1コアあたり1スレッドを処理することが可能。スレッドは英語の「Thread」が由来で、「より糸」「筋道」「脈絡」といった意味がある。

スレッドは「シングルスレッド」と「マルチスレッド」に分類される。シングルスレッドは1つのスレッドで1つのプログラムを実行する。一方、マルチスレッドは複数のプログラムを並行して実行することができる。

本来CPUは、コア1つに対して、1つの命令しか処理できない。しかし、負担の少ない命令で処理能力に余力があれば、別の命令を並行して実行できるテクニックがある。1つのコアを擬似的に2つに見せかける技術で「SMT(Simultaneous Multi-Threading)」という。SMTに対応したコアは2つの命令を実行できるため、2コア4スレッド、4コア8スレッドと、スレッド数はコア数の2倍になる。スレッド数が増えることにより処理効率が改善するが、完全に並列実行できないため、性能向上は2~3割アップにとどまる。
(青木逸美)

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コア CPU RISC-V
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