レイトマジョリティー
新しい商品やサービスの市場への普及率を表した「イノベータ理論」の用語で、消費者の5分類のうちの一つ。新商品の購入や新サービスの導入に消極的な消費者を指す。周囲の購入状況を確認してから購入を検討する傾向にあり、「後期追随者」「フォロワーズ」とも呼ばれる。
「イノベータ理論」は米国の社会学者エベレット・M・ロジャースが、著書『イノベーション普及学』の中で提唱した。普及の過程を「イノベーター」「アーリーアダプター」「アーリーマジョリティー」「レイトマジョリティー」「ラガード」の5つの層に分類し、それを基にマーケティング戦略を検討することを推奨している。
レイトマジョリティーは市場全体の34.0%を占めている。新しい商品やサービスをより広く普及させるためには、レイトマジョリティーの攻略が必要不可欠。しかし、慎重派のレイトマジョリティーに普及させるには、まず、アーリーアダプターに受け入れられ、アーリーマジョリティーに支持されるマーケティング戦略が重要となる。
(青木逸美)