ハッシュタグ

ハッシュタグは、SNS上で投稿の内容を特定のキーワードで検索できるようにする機能のこと。X(旧Twitter)やInstagramなどに投稿する際、「#」の後に任意のキーワードを入力することで、ハッシュタグを設定できる。例えば、セキュリティに関する投稿に「#セキュリティ」「#ランサムウェア」と入力すると、セキュリティに関する情報を探しているユーザーに発見されやすくなる。

ユーザーの多くはハッシュタグで検索し、関心のある投稿を探す。ハッシュタグを付けることで、同じトピックやワードに興味を持つユーザーにリーチできる。トレンド入りしている人気のハッシュタグに便乗すれば、より多くのユーザーに投稿を認知してもらえる。ただし、投稿に関連性の低いタグを付けると、信頼性を損なう可能性もあるので、要注意だ。

企業がイベントやキャンペーンを実施する際にハッシュタグを活用すれば、可視性が高められユーザーの参加を促進できる。また、「ハッシュタグを付けて投稿」を応募条件にすることで、内容が拡散され認知度を高めることができる。ハッシュタグの活用で簡易的な市場調査が可能となり、広告費を抑えて宣伝できるメリットもある。

ハッシュタグを適切に活用するには、いくつかのルールがある。例えば、句読点や特殊文字はハッシュタグに使用できない。数字のみのハッシュタグも作れない。「#2024」は「#2024年」とする。また、半角・全角スペースはハッシュタグの文字列に入れない。「#Internet of Things」とすると、「#Internet」だけがタグ化されるため、「#InternetofThings」としなければ認識されない。こうしたルールは他にもあるので確認してみよう。

ハッシュタグは投稿を拡散させるための重要なツールだが、適切に活用しないと効果が得られない可能性もある。SNSによって使える個数などに違いもあるので、これも確認が必要だ。

(青木逸美)

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