Microsoft 365で業務効率アップ!【第103回】

PowerPointで素晴らしいストックフォトを使おう(2)


ストック画像の基本的な使い方は前回紹介したのでぜひ続けて読んでいただきたい。今回は、ストック画像を使ってスライドを上手くレイアウトする方法を紹介しよう。といっても、コンセプトは時間をかけないことだ。時間をかけずに、見栄えのよいレイアウトを作りたいと思っている方は多いだろう。我々ビジネスパーソンは、デザインにこだわりすぎるための時間は作れないものだ。

文/戸田 覚


デザインアイデアを使う

 今回活用したのが、Microsoft 365の中でも目玉機能の一つといえる「デザインアイデア」だ。デザインアイデアを使えば、写真や文字を美しくレイアウトしてくれる。しかも、異なるデザインパターンをいくつか提案してくれるので、好みに応じて選択できるわけだ。

 使い方にはコツがあって、まず写真を貼り付けたりタイトルを入力するなど、要素を揃えておくことだ。その上でデザインアイデアを実行すると、美しくレイアウトしてくれる。写真をトリミングしたり、モノクロにするなど加工までしてくれるのが素晴らしい。

まず、スライドのレイアウトを固める

続いて写真を貼り付けていく。文字はまだ入力しなくても問題ない

デザインアイデアを実行すると、右側にサンプルが表示される

こちらは要素を増やしたパターンだ

ビデオを使いこなそう

 プレゼンでは、写真を使ったスライドを利用するケースが多いだろう。だが、最近では当たり前になりすぎた感もある。より目立たせたいなら、ビデオも積極的に活用していきたい。

 使い方は写真とまったく同じで、ストック画像から選べばいい。ビデオの方が自力で手に入れるのが大変なので使う価値は大だ。ビデオもデザインアイデアを使うと上手く加工してくれるので、写真同様の手順で加工していくといいだろう。

 実際にスライドを作成してみると、動画はとても効果的なことがわかるだろう。タイトルなど、ここぞと言うときに使うとかなり目を引く。

 まだ、スライドのイメージとして動画を使っている方は多くないいまだからこそ、より目立つはずだ。

動画も数が増えてきているので結構使えるはずだ

動画を貼り付けてタイトルなどを適当に入力していこう

こちらも同様にデザインアイデアを利用すればいい

モノクロへの加工もしてくれる

要素を増やした動画がこちら

サンプル スライドに動画が入っているとよく目立つことがわかるだろう

筆者プロフィール:戸田 覚

1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。