ファイルオンデマンドとは

 ファイルオンデマンドは、ファイルのアイコンだけを表示し、実体はOneDrive上に置いておく機能で、パソコンのストレージはほとんど消費しない。
 例えば、500GB分のファイルを利用しているとしよう。モバイルノートのストレージが128GBだと当然入りきらない。ところが、ファイルオンデマンドなら500GBのファイルは全部アイコンが表示される。その上で、使うファイルをクリックして開くと、その時点でダウンロードされ、このタイミングで容量が消費される。
 注意したいのは、オンラインでなければファイルが使えないこと。打ち合わせなどで使うファイルがあるなら、会社や自宅であらかじめ開いておくと安心だ。

ファイルオンデマンドは、設定メニューでチェックをつければ利用できる

ファイルの見分け方

 ファイルオンデマンドで利用しているファイルは、アイコンに付くマークで状態を把握できる。雲のマークが付いているファイルやフォルダーは、OneDrive上のみに保存されていて実体がない。クリックするなどして開くと、チェックマークが付く。
 矢印で描いた円のようなマークが付いているものは、ダウンロードしている最中だ。ごくまれに、段ボール箱のようなマークが付くが、これはファイルの連携がうまくいっていない時のようで、再起動などで解消するはずだ。
 次回は、スマホなど他のデバイスでOneDriveを使う方法を紹介する。

ファイルオンデマンドを利用すると、アイコンにさまざまなマークが付く。雲のマークは、ファイル自体はOneDrive上にあることを示す
ファイルをクリックして開く際には、ダウンロードされるわけだ
円形矢印のマークはダウンロード中
段ボール箱のようなマークは再起動すれば直ることが多い

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