SNSに限らず、何かを運用する際に「分析」と「改善」は欠かせない要素の一つです。Instagramにも「インサイト」と呼ばれる分析ツールがあります。「Instagramでの投稿やストーリーズが何人に届いたのか」「フォロワーとフォロワー以外のどちらにアクセスが多いのか」「閲覧ユーザーの属性」などが把握できます。

なお、Instagramのインサイトは「プロアカウント」へアップグレードすると閲覧できるようになります。アップグレードの方法は、以前の記事「第66回記事 Instagramのプロアカウントへ切り替えよう(Instagram-第16回)」を参照してください。

Instagramのインサイトは「投稿ごとのインサイト」と「全体のインサイト」を閲覧する2つの方法があります。スマートフォンのアプリで確認を行ってください。

投稿ごとのインサイト

投稿ごとのインサイトを見る場合は、以下の流れで確認します。

【1】投稿済みのフィード投稿の下にある「インサイトを見る」をタップします。

【2】「投稿インサイト」は、いいね数・コメント数・シェア数・保存数が表示されます。その下の「概要」では、リーチしたアカウント数やアクションを実行したアカウント数、そしてプロフィールのアクティビティを閲覧できます。

【3】さらにスクロールすると、フォロワーとフォロワー以外のリーチ数の内訳やインプレッション・エンゲージメント・投稿のインタラクション・プロフィールのアクティビティが表示されるので、一通り見てみましょう。

▲投稿ごとのアクセス状況を確認する場合は、各投稿のインサイトを確認します。

全体のインサイト

まとまった期間のアクセス状況を分析したい時には「プロフェッショナルダッシュボード」を活用します。

【1】プロフィール画面にアクセスし「プロフェッショナルダッシュボード」をタップします。

【2】プロフェッショナルダッシュボードが表示されました。

  • リーチしたアカウント
  • アクションを実行したアカウント
  • 合計フォロワー数
  • あなたがシェアしたコンテンツ

こちらの4種類に分かれて確認することができます。それぞれ解説していきます。
なお分析期間は「過去30日間」となっていますが、「過去7日間」「過去14日間」「前月」「過去90日間」に変更できます。

【3】「リーチしたアカウント」では、投稿やストーリーズがどれだけのアカウントに届いたかを把握できます。下にスクロールして見ていきましょう。

  • リーチしたアカウント数
  • リーチしたオーディエンス
  • コンテンツタイプ別のアクセス状況
  • トップコンテンツ
  • プロフィールのアクティビティ
  • 外部リンクのタップ

などを閲覧することができます。

【4】「アクションを実行したアカウント」では、コンテンツに対していいねやコメントをしたり、プロフィールをクリックしたりしたアカウントの数を把握できます。下にスクロールして見ていきましょう。

  • アクションを実行したオーディエンス
  • コンテンツタイプ別の状況
  • トップコンテンツ
  • コンテンツでのインタラクション
  • 投稿でのインタラクション

などを閲覧することができます。

【5】「合計フォロワー数」では、アカウントの現在のフォロワー数を把握できます。下にスクロールして見ていきましょう。

【6】「あなたがシェアしたコンテンツ」では「トップコンテンツ」を表示します。パフォーマンスがよい投稿がピックアップされます。

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▼第66回『Instagramのプロアカウントへ切り替えよう(Instagram-第16回)』
https://www.pc-webzine.com/article/2220

まとめ

Instagramのインサイトを使えば、フォロワーの傾向やどんな投稿がより多くの人に届くのか、反応が多くなるのか等、さまざまな分析をすることができます。まずはしっかりと現状把握しましょう。
次回は、インサイトをどう活用するかについて解説します。