生成AIを使ってSNSの投稿テーマを検討しよう

SNSを運用する中で、大きな課題のひとつに「ネタ切れ対策」があります。これについては、多くの担当者から悩んでいるという話を耳にします。月に一度、ネタ出し会議を開いたり、あるいは運用人数を増やしてネタが切れないように、かぶらないように工夫をしたり。

SNSで成果を出すための第1ステップは「安定運用」です。きちんと決められたペースで更新していきたいもの。そこで、今回は投稿テーマのアイデア出しに、ChatGPTを活用してみましょう。

生成AIでInstagramの投稿テーマを出してみよう

【1】ChatGPTに出力してもらう内容を決めよう

前回と同様、パン屋を例にした場合
・パン屋が運営するInstagramに投稿するテーマを考えてもらう
・20案出してもらう(営業日を中心に20日程度投稿する予定)

【2】プロンプトを入力しよう

以下のようなプロンプトをChatGPTに入力します。

  1. 神田で地域密着型のパン屋を運営しています。Instagramへ投稿するテーマを20個考えて下さい。

すでにChatGPTとやり取りをしていて、自社の情報(ここでは、「神田で地域密着型のパン屋を運営」)などを入力済みの場合は、以下の一文でOKです。

  1. Instagramへ投稿するテーマを20個考えて下さい。

【3】テーマを検討しよう

Instagramへ投稿するテーマが20個表示されました。これをもとに1か月分の投稿テーマを検討してみましょう。
パン屋の投稿テーマであれば、このまま使えそうですが、自店で提供していない「11.パンのアート」やあらかじめ準備が必要な「4.お客様の笑顔」は一旦除外する、あるいは「10.お客様の口コミ・レビュー」については、Googleビジネスプロフィールのレビューを引用すれば使えそう、など実際に投稿が作成できそうかも含めて検証します。

さらに表示されたテーマについて、変化をつけたい、より自社に合った内容に最適化したい場合には、以下のような追加のプロンプトを入れてみましょう。

  1. 子ども向けのパンに特化したテーマを増やしてください。あと〇案お願いします。
  1. より楽しくて、行きたくなる雰囲気のテーマを、更に〇案出してください。
  1. マニアックなパンが好きな人の心にも響くようなテーマを、〇個考えてください。

工夫次第でいろいろな回答が表示されるので、試してみて下さい。

まとめ

SNSの運用で担当者がもっとも頭を抱えてしまう「ネタ切れ」の対策も、生成AIを使えば短時間でアイデア出しができるようになります。ゼロから考えるより、はるかに速いスピードでまとまった数のテーマが出てくるので、SNS運用の効率化を図ることが可能です。
テーマが決まれば、あとは実際の投稿を作成していくだけですが、ここは次回の記事で詳しく解説します。お楽しみに!