PC
AI PCで多忙な業務をサポート
日本エイサーは、同社として初となる、マイクロソフト認定の「Copilot+ PC」として「SF14-11T-A96Z/F」を発売した。次世代AI機能搭載のCPU「Qualcomm Snapdragon X Eliteプロセッサー」を搭載し、AI機能によりクリエイティブな業務に特化した製品だ。レビューしていこう。
今回、本機に搭載しているCPUのQualcomm Snapdragon X EliteはクアルコムがAI向けに性能を向上させたものだ。また、Qualcomm Adreno GPU+NPUの内蔵で合計75TOPS(AI処理速度)を実現し、AI機能をフルに発揮可能な性能だ。モニターは14.5インチで解像度はWQXGA、10点マルチタッチ対応のIPSパネルを採用し、高精細な仕様だ。
キーボードには、日本マイクロソフトのAIアシスタント「Microsoft Copilot」(以下、Copilot)をすぐに起動できる「Copilotキー」を搭載している。Copilotキーを押下してみると、Copilotのプロンプト入力画面が表示され、画像生成が数分でできた。
AIを活用してバックグラウンドノイズの低減や背景のぼかしが行える「Acer PurifiedView」はWeb会議に最適だ。機能を有効化すると、背景のぼかしやフォーカスを自動で調節できた。
SF14-11T-A96Z/Fは、AIとの連動で多忙なPC業務を支援する。
Peripheral
室内の照明でソーラー充電
無線キーボードはノートPCでの作業の快適さを上げるのに役立つデバイスだが、長期出張に持って行くと、充電切れが気になることがある。そこでお薦めなのが、サンワサプライのBluetooth接続キーボード「SKB-BTEC1BK」だ。
SKB-BTEC1BKはソーラーパネルを搭載しており、200ルクス程度の光があれば自動で充電が行われる。200ルクスは一般的なオフィスの明るさに相当し、本を読んだり作業をしたりするのに十分な照度だ。筆者はライトスタンドで手元を照らしながら1週間程度タイピングを行ったが、SKB-BTEC1BKのバッテリーが切れることはなかった。バッテリーが切れた場合は、自動的に内蔵のボタン電池へ電源が切り替わるため、急に作業が中断されてしまうことがない。
もちろんソーラー充電以外にも、快適な業務に貢献する特長がある。SKB-BTEC1BKではタイピングが行いやすいように、キーが独立したアイソレーションタイプを採用している。そのため、タイピングの際に誤って隣のキーを押してしまう可能性が低い。さらに底面にスタンドを備えており、使用環境に合わせて本体の角度を調整可能だ。
室内の照明で充電可能なSKB-BTEC1BKを用いれば、とっさの給電が難しいときでもバッテリー不足に悩まされることがない。キーボード用の充電ケーブルを持ち運ぶ必要もなくなるので、長期出張でも役立つ製品だ。
Goods
猛暑のリスクを色と振動で通知
9月に入っても最高気温が30度を超える日々が続いている。真夏日に出張や営業の外回りを行う際、一番気を付けなければならないのが熱中症だ。アイワマーケティングジャパンのリストバンド型のウェアラブルデバイス「aiwa band H01」は、熱中症のリスクを下げるために役立つ製品だ。
aiwa band H01の使い方はシンプルだ。本製品を手首に巻き、電源ボタンを押すだけで使い始められる。本製品が脈波データから深部体温を計測し、熱中症リスクを判定するのだ。正常時は本体のLEDが緑色に点滅しているが、熱中症に注意が必要なときは黄色に点滅し、さらに熱中症のリスクが高まったときは赤色が上下交互に点滅する。一目見るだけで熱中症のリスクが分かる。さらに黄・赤色に点滅している時はバイブレーションでも通知されるため、LEDを確認できない場合もリスクを判断可能だ。
aiwa band H01はIP67相当の防水・防塵性能を持つので、雨天時の屋外でも使用に支障を来さない。バッテリーは約24時間持続し、約2.5時間で充電が完了するため、業務後に充電しておけば就寝前には充電が完了する。日中使っていても就寝中の使用に間に合うので、就寝中の熱中症リスク防止にも役立てられる。
簡単な操作と長時間バッテリーによって、猛暑の中でも従業員の健康を守ってくれるデバイスだ。
Software
PC操作のプロセスを任意で監視
ライフボートは、PCのログ収集・監視用ソフトの最新版「LB アクセスログ3 Pro」を発売した。企業や官公庁など機密情報を扱う企業に導入されてきた同製品だが、今回はより監視機能を強化している。どのレベルで監視を強化したのか、検証していきたい。
LB アクセスログ3 Proは、PCのさまざまな操作を記録可能な「リアルタイムモニタ」でログを表示する。ファイルアクセスやウィンドウアクセス、キーボード入力、ファイル操作、印刷、カメラ起動などのプロセスを検知してログをスピーディーに蓄積する。
新機能の大きなポイントは、デスクトップのスクリーンショットやPC内蔵カメラによる撮影といった視覚的な監視機能を追加した点だ。スクリーンショットとカメラ撮影機能は、1〜600秒/ランダムのいずれかで、指定したファイルの操作があった場合など任意の設定でデスクトップをキャプチャーできる。カメラでのユーザーの撮影も任意に設定が可能だ。実際に設定してみると、スクリーンショットや撮影画像は日付ごとに同じファイルに保存され、管理者はキャプチャーされたスクリーンショットとユーザーの画像を同時に確認できた。加えて本製品では、新たに「ステルスモード」を実装している。あらかじめ設定しておけば、PCを操作するユーザーに意識されることなくログを収集可能だ。
LB アクセスログ3 Proは、本格的なPC操作の監視を実現する。
LB アクセスログ3 Pro
ライフボート
価格(税込):1万7,380円(パッケージ版)