HP Dragonfly G4

ハイブリッドワークのセキュリティと
コミュニケーションを支えるノートPC

コロナ禍を経て、柔軟な働き方を実現する新しいワークスタイルとして、ハイブリッドワークが定着、一般化した。ハイブリッドワークは多くの余剰時間を創出することから、企業のDXを推進していく上で今後も加速していくとみられている。その影響もあり、PCに求められる要件がオフィスワークに特化したコロナ禍以前や、在宅勤務中心のコロナ禍の最中とは異なり、働く場所を柔軟に選択するハイブリッドワークの環境に適したものに変化している。そうしたPCの要件を満たすのが、日本HPが提供し、CPUに第13世代インテル Core プロセッサーを搭載した13.5インチノートPC「HP Dragonfly G4」だ。

ハイブリッドワークにおける
PCが抱える二つの課題

日本HP
パーソナルシステムズ事業本部
クライアントビジネス本部
CMIT製品部長
岡 宣明

 働く場所を柔軟に選択することで、効率的に働けるハイブリッドワーク。しかし円滑なハイブリッドワークを行うには、いくつか課題があると日本HP パーソナルシステムズ事業本部 クライアントビジネス本部 CMIT製品部長 岡 宣明氏は語る。「ハイブリッドワークの課題は二つあります。一つ目はセキュリティです。社外へPCを持ち出して仕事をするようになったことで、情報漏えいなどのセキュリティ事故のリスクが高まりました。従業員が使用するノートPCは、こうした事故を起こさないよう対策が講じられたセキュアな端末である必要があります。二つ目はWeb会議環境の変化です。これまでテレワーク環境であったためオンラインの参加者が大多数でしたが、ハイブリッドワーク普及によって、Web会議にオンラインの参加者とオフラインの参加者が混在するようになってきています。そうした環境の中では、オンライン参加の従業員が疎外感を抱いてしまうケースが少なくありません。きれいな映像や音声を相手に届けることはもちろん、オンラインの従業員もオフラインの従業員も平等に参加できるコラボレーション機能を備えたPCが求められています」

コラボレーション機能を備えた
セキュアなノートPCが登場

インテル
セールス&マーケティンググループ
ビジネスクライアント・テクニカル・セールス・スペシャリスト
佐近清志

 ハイブリッドワークにおけるセキュリティとコラボレーションの課題を解決するのが、日本HPが提供する13.5インチノートPC「HP Dragonfly G4」だ。

 HP Dragonfly G4は、HPが開発した多層的にPCを保護するエンドポイントセキュリティ「HP WOLF SECURITY FOR BUSINESS」を搭載している。さらに、F2キーを押すだけでのぞき見防止の内蔵型プライバシースクリーン機能をオンにする「HP Sure View Reflect」によって、ハイブリッドワークにおけるセキュリティを担保する。

 また、HP Dragonfly G4はコラボレーションに適した機能も備える。まずは、カメラの画像を自動的にトリミングして補正する「HP Keystone Correction」だ。この機能によって、ホワイトボードの記載内容を見やすくWeb会議の相手に届けられ、Web会議特有の疎外感を解消できる。続いて、AIがPC利用者の視線を認識するフェイストラッキング機能だ。PCに内蔵されたカメラはもちろん、外付けのカメラを接続してもAIの自動認識によって、PC利用者の顔が向いている方向を識別して、顔の正面を捉えているカメラが自動選択される。外付けモニターを用いてWeb会議を行う場合の視線のズレを解消できるのだ。

 HP Dragonfly G4は一部のモデルでインテル vPro プラットフォーム(インテル EVO デザイン)に準拠している。これはインテル vPro プラットフォームとインテル Evo プラットフォームが融合したものだ。インテル セールス&マーケティンググループ ビジネスクライアント・テクニカル・セールス・スペシャリスト 佐近清志氏は各プラットフォームの特長について次のように語る。「インテル vPro プラットフォームはPCを遠隔管理するための機能である『インテル アクティブ・マネジメント・テクノロジー』(以下、インテル AMT)を搭載しています。インテル AMTを活用することによって、ネットワークに接続されている環境であればリモートによる障害対応が可能です。結果として、リモートワークをしている従業員がPCのトラブルシューティングのためだけにオフィス出社するといったダウンタイムを削減し、生産性の向上につなげられます。加えて、OSよりも下の階層までも保護し、高度化するサイバー攻撃に対する防御を行う『インテル ハードウェア・シールド』というセキュリティ機能も備えています。また、CPU負荷をGPUに肩代わりさせることで、PCのパフォーマンスを維持した状態で高速なウイルススキャンも可能です」

 さらに、佐近氏は「ハイブリッドワークのPCですが、そのスペックが不足していると、一つ一つの作業に時間を要してしまい、生産性が落ちてしまいます。HP Dragonfly G4の一部モデルでは9時間以上のバッテリー性能や急速充電といった要件を満たしたモバイルワーカーに向けたインテルのノートPCの規格『インテル Evo プラットフォーム』に準拠しています。バッテリー切れを気にせず、どこでもすぐに仕事ができます。薄くて軽いHP Dragonfly G4は、まさにインテル Evo プラットフォームの理想を体現した製品と言えます」と語る。

 こうした多様な機能を搭載しつつも、スムーズな動作を支えるのがHP Dragonfly G4に搭載された第13世代 インテル Core プロセッサーだ。「第13世代 インテル Core プロセッサーは処理能力が以前の第12世代 インテル Core プロセッサーから向上しただけでなく、ハイブリッド・アーキテクチャの継続採用で、フォアグラウンド処理は効率的に、バックグラウンド処理は省電力に行えます。そうした中でも最大の魅力は、Windows 11への最適化です。同CPUはWindows 11と親和性が良く、OSにWindows 10を搭載したPCと比較して、約10%の性能向上が見込まれます」(佐近氏)

PCの上縁に360度集音する「トップヘッジマイク」を搭載し、快適なコラボレーションを実現する。
コラボレーションを円滑化するHP Dragonfly G4はハイブリッドワーク時代に適したPCだ。

Windows 11への移行に合わせて
共同で製品を拡販

 HP Dragonfly G4の拡販に向けたダイワボウ情報システム(DIS)への期待について、岡氏はこう語る。「Windows 11への移行に伴う需要と併せて当社のPCを拡販していくために、多くの方にコラボレーションの大切さと、生産性向上のためにハイブリッドワークに最適化したPCを用いる重要性を伝えてもらいたいです」

 また、佐近氏は「HP Dragonfly G4の拡販のために、販売促進につながる活動を日本HPさま、DISさまと共に行っていきます」と意気込みを語った。

 最後に岡氏は、今後の両社の共同の取り組みを「ハイブリッドワークに適したインテル vProおよびEvo プラットフォーム対応のモデルを増やしていきます。2024年3月末のダウングレードOS搭載PCの出荷停止や、2025年10月のWindows 10のサポート終了に伴い、Windows 11に移行するお客さまが増える見込みです。Windows 11への移行を機会として、Windows 11との親和性に優れた第13世代 インテル Core プロセッサーを搭載した製品を拡販していきたいです」と語る。

 続けて佐近氏は「Windows 11への移行に合わせて、第8世代 インテル Core プロセッサーを搭載したPCの大規模な入れ替えが見込まれます。Windows 11移行に伴い、日本HPさまと協業して製品を拡販するとともに、AIといったお客さまが必要としている新しい機能を追加していきたいです」と今後の展望を語った。