企業のAzureビジネスのアドバンテージを高める「Microsoft Specialization」を取得しよう
今回は、パートナー企業さま向けのプログラム「Microsoft Specialization」を紹介します。Microsoft Specializationは、Microsoft Cloud（企業のAzure利活用を促すテクノロジープラットフォーム）に関連する高度な技術力や知識、豊富な実績に対し、第三者機関の審査・認定を受けられるプログラムです。マイクロソフトパートナーネットワークの中で差別化されたポジションを享受できる上位プログラムを検討してみましょう。
日本マイクロソフト
パートナー事業本部
コーポレートソリューション営業統括本部
チャャネルセールス営業本部
チャネルセールスマネージャー
大北崇人 氏
企業とマイクロソフトの協業関係と優位性をアップ
「Microsoft Specialization」（以下、Specialization）では、まず外部機関がパートナー企業の能力を証明する深い専門知識と実績を審査し、その上でAzureビジネスのベストパートナーとして認定されます。これにより、マイクロソフトは需要を創出する共同マーケティングや、案件を進めるための「プリセールスプログラム」、導入を支援する「ポストセールスプログラム」など各種施策において、優先的に協業を推進します。
また、特別なインセンティブプログラムなども用意しています。Specializationを取得することにより、自社のビジネスのアドバンテージを際立たせて差別化を図り、お客さまの信頼を獲得できるでしょう。
マイクロソフトは、Specializationを取得したパートナーさまと共にお客さまのクラウドジャーニーを継続的にサポートしていきたいと考えています。
Specializationの対象としては、右側に羅列したソリューションが該当します。項目ごとにSpecializationを取得することが可能となり、取得に当たってはパートナーさまのAzureに関する専門知識と顧客対応の豊富な経験が必要ですので、Specializationの詳細が載っているWebページ※をご確認ください。
●Azure Specializationの対象ソリューション
・AI and Machine Learning on Microsoft Azure
・Analytics on Microsoft Azure
・Build and Modernize AI Apps with Microsoft Azure
・Data Warehouse Migration to Microsoft Azure
・DevOps with GitHub on Microsoft Azure
・Hybrid Cloud Infrastructure with Microsoft Azure Stack HCI
・Infra and Database Migration to Microsoft Azure
・Kubernetes on Microsoft Azure
・Microsoft Azure Virtual Desktop
・Microsoft Azure VMWare Solution
・Migrate Enterprise Applications to Microsoft Azure
・Networking Services in Microsoft Azure
・SAP on Microsoft Azure
Specializationは、マイクロソフトが求める最高水準のサービスとサポートを提供できるパートナーさまだけに付与されます。取得の要件としては、ソリューション認定の取得と以下の三つの項目になります。
パフォーマンス：各Specializationにおいて、過去3カ月間に少なくとも3社の顧客から、月平均ドル以上のACR(Azure のクラウド消費売上：Azure Consumed Revenue)を獲得したことを証明する必要がある。
資格取得：ソリューション認定の取得に加え、上位資格を3名以上取得することが必須。また取得要件は各Specializationで異なる。
監査：第三者機関による監査が実施される。監査には費用がかかる。監査チェックリストには二つのモジュールがあり、それらをクリアする必要がある。
なお、申請については、パートナーセンターアカウントにサインインし、「パートナー センター」から申請します。パートナー センターで「監査のスケジュール」ボタンを押すと、監査会社に対してパートナー センターに登録されているパートナーさまの連絡先情報が連携され、監査の日程などは別途メールのやりとりで決定します。Specializationのソリューション パートナー認定取得に関するサイトは下記QRコードからアクセスしてください。
申請方法を事前にチェック
組織の代表としてSpecializationの認定申請を行えるのは、その組織のマイクロソフトパートナーアカウントの管理者です。適切なロールとアクセス権でパートナー センターのアカウントにログインした後、パートナーセンターダッシュボードの「コンピテンシー」に移動し、「Specialization」から申請します。まだPMCから移行していない場合は、パートナー開発マネージャーと連携してパートナー センターに移行してください。
移行が完了すると、パートナー センター ダッシュボードから申請を行えます。マイクロソフト パートナー アカウントの管理者でない場合は、パートナー センター ダッシュボードで管理者の方の名前を探してください。
Specializationを取得したパートナーさまは、優先されたポジションを活用することで企業のソリューションビジネスをより推進していけます。第三者機関の厳正な監査による認定を取得したという強力な差別化要素を、市場にアピールしていきましょう。Azureビジネス推進に向けて、ぜひプログラムへの申請、取得をご検討ください。
text：日本マイクロソフト 大北崇人 氏
