ジャイアン鈴木の「仕事が捗るガジェット」 - 第51回
暗い部屋でもリングライトで明るく照らしてくれるWebカメラ「DKS-CAM3」
DMM.make「DKS-CAM3」
ビデオ会議では画質が重要。しかし自宅の室内照明が暗い場合、ノートPC標準搭載のWebカメラではどうしても映像が暗くなりがちです。そこで今回ご紹介したいのがリングライトを内蔵したWebカメラ「DKS-CAM3」。フルHD/60fpsの高画質を、LEDライトが最大限に引き出してくれます。
文/ジャイアン鈴木
LEDリングライトを搭載したWebカメラ
「DKS-CAM3」はLEDリングライトを内蔵したWebカメラ。解像度は最大1920×1080ドット、フレームレートは最大60fps。焦点距離は8cm以上で、オートフォーカス機能、オートホワイトバランス機能を搭載しています。視野画角は水平87度です。
リングライトの光束は最大4300lx(ルクス)。本体上部にタッチボタンが用意されており、長押しで明るさの調節、短押しで光色を電球色/昼光色/白色に変更可能です。
本体サイズは55×79×62mm、重量は約157g。ディスプレイの厚さに合わせて調整可能なスタンドを装備しており、またスタンド下面には三脚ネジ穴(1/4インチ)が用意されています。USBケーブルも約1.7mと長いので設置自由度はかなり高めです。
対応OSはWindows 10以降、Mac OS 10.6以降。インターフェースはUSB 2.0です。
うれしい装備がプライバシーガード(レンズカバー)。磁力で簡単に脱着可能で、未使用時はレンズを物理的にふさぐことでプライバシーを守れます。日常空間でWebカメラを使う機会が増えたからこそ、すべてのWebカメラにレンズカバーを標準装備してほしいものですね。
セットアップはUSB端子に接続するだけ
セットアップは特に難しいことはありません。ディスプレイへの装着はWebカメラで最近おなじみのスタンドで固定するだけ。あとはUSBケーブルを接続すれば、Windows 10以降、Mac OS 10.6以降なら自動的に認識されます。
なお、念のためご説明しておくと、ノートPC自体にWebカメラが搭載されている場合は、アプリによって使用するカメラが異なるようです。Windows環境では、本製品「DKS-CAM3」は「FHD Camera」として認識されるので、それぞれのアプリで忘れずに選択しておきましょう。
おっさんの顔もくっきり映す無慈悲な高画質
ノートPCに標準搭載されているWebカメラの画質は千差万別ですが、「DKS-CAM3」の画質は平均点を大きく超えていると思います。フルHD、60fps、オートフォーカス、そしてリングライトが組み合わされており、室内灯下でも安定した明るさ、発色でビデオ会議可能です。
また、リングライトの明るさと光色も調整できるので、好みの映像に設定可能。ビデオ会議アプリ自体の画質調整機能を組み合わせれば、イメージ通りの映像にかなり近づけられるはずです。
個人的にはもうちょっとリングライトを明るく設定できればいいかもと思いましたが、「DKS-CAM3」のサイズを考えれば、まあ納得できます。でも次期モデルではリングライトを大きくするため、全体がもっと大型化するかもしれませんね。
Webカメラ搭載ノートPCでも導入する価値あり
おっさんの顔を高画質化してどうするんだという疑問は私個人としても浮かび上がってきましたが、画角が広くなることで相対的に顔が占めるサイズは小さくなるので、我慢していただける気もします。大型のリングライトにWebカメラやスマートフォンを組み合わせるという手もありますが、直販価格6600円という比較的手頃な価格で、シンプルに設置できる「DKS-CAM3」は、Webカメラ搭載ノートPCでも導入する価値があると言えるでしょう。
筆者プロフィール:ジャイアン鈴木
EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで編集兼ライターとして勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始しました。