リツイート機能について

Twitterの「リツイート」機能には大きく分けて「引用リツイート」と「リツイート」があります。(RTと記載されることもあります)Facebookでいうと「シェア」に該当するこの機能は、より多くの人に誰かの投稿を拡散できる働きがあります。こうした機能を利用して、何かの活動に参加する人を集めたり、あるいは企業のキャンペーンに活用します。

しかし、「便利な機能として知ってはいるけれど、実際にどういう場面で使えばいいの?」と疑問に思っている方もいるでしょう。

リツイートと引用リツイートの違い

「リツイート」は、誰かの投稿を「そのまま」改変せずに自身のタイムラインへ再投稿します。第三者の投稿だけでなく自分自身の過去の投稿も「リツイート」することができます。そもそも、「リツイート」はどんな時に使われるかというと、「いい情報、役に立つ情報だから自分のフォロワーにも紹介したい」という賛同の意を表現する、関係者の発言を紹介する、あるいは「面白い」「驚いた」「共感できた」など感情が動かされた瞬間、思わず「リツイートボタン」を押してしまうというケースもあります。

一方、「引用リツイート」は、元の投稿に意見や感想をつけて投稿することができます。使いどころとしては、「リツイート」とほぼ同じですが、自分の意見やコメントをつけて投稿できるため、「この投稿はこういう理由で役に立つ(面白い)ので紹介します」というような意思表示ができるところが大きな違いです。

▲リツイートボタンをクリックすると「リツイート」と「引用リツイート」の2種類が表示されます。
▲他者の投稿を「リツイート」をすると「リツイート済み」と表示され、自分のタイムラインにその投稿が表示されます。
▲「引用リツイート」をすると、自分のコメントを書き込んだ上で別の投稿を引用できます。
(自分のコメントの下、枠内に表示されているのが引用元の投稿です)

どんな時に活用する?

「リツイート/引用リツイート」の活用方法はさまざまですが、特に企業や店舗のアカウントにおいては以下のようなケースで活用するとよいでしょう。

お客様やユーザーの感想

自社の商品やサービス名(もしくは企業名・店舗名)でエゴサーチし、ユーザーのレビューや感想を見つけたら、リツイートしましょう。「ありがとうございます」などのコメントを添えた引用リツイートをすると、よりユーザーとの距離が近くなります。もし、なかなかユーザーの声がSNS上に見つからない場合は「UGC」の発生を促す施策を行いましょう。

関係者の投稿

関連会社や事業、あるいはビジネスで関係のある人物や企業が投稿したものをリツイートします。こういうケースでは、互いに紹介し合うという関係性が構築できれば、相乗効果も期待できます。示し合わせてリツイートし合う場合もありますが、まずは自分から相手の投稿を紹介していく姿勢で臨むとよいでしょう。

キャンペーンへの活用

Twitter上でキャンペーンを開催する際、「フォロー&リツイート」(自アカウントをフォローしてもらう、キャンペーン投稿をリツイートしてもらう)を条件として実施します。相手にリツイートを促す施策になりますが、これにより自社の投稿が拡散し、通常のリーチ数と比べるとはるかに届く人数が多くなるはずです。特に認知を拡大する段階においては積極的に取り組みたい施策の一つ。

過去に自身が投稿した発言

過去に自分自身が発言した投稿も「リツイート/引用リツイート」ができます。いい内容なのに埋もれてしまっているものや、キャンペーン途中でユーザーに再度紹介しておきたいことなど、状況に応じて活用してみてください。

まとめ

「リツイート/引用リツイート」は、ボタン一つで他者との間に交流が生まれるTwitter特有の機能ですが、今ひとつ活用しきれていないアカウントも見受けられます。さまざまな活用方法がありますが、中でもユーザーの声を紹介する等の活動はぜひ導入して欲しい取り組みの一つです。ぜひ日頃のルーティンに取り入れてみてください。