Twitter広告を活用しよう＜前編＞（Twitter-第18回）

Twitterを運用していると「もっとフォロワーを増やしたい」「キャンペーンの投稿だけでも、より多くの人にリーチさせたい」というケースがありますよね。仮にフォロワーが1000人いたとしても、投稿がすべてのフォロワーに届くわけではありません。

また、Twitterを始めたばかりの頃は、ほとんどフォロワーがいない状態です。日々の投稿が一人でも多くの人に届くよう、早めにフォロワーを増やしたいというケースもあるでしょう。そんな時にはTwitter広告の導入を検討してみましょう。

ネットの広告は、広告代理店じゃないと出稿できないと思っている方も少なくないのですが、クレジットカードがあれば自社でTwitter広告を出すことは可能です。覚えておいて損はありませんので、まずはTwitter広告の基本的な考え方や活用方法について押さえておきましょう。

販売促進目的で多くの人に情報を届けたいと考えたときに、さまざまな方法があります。従来からある手法で言うと、折り込みチラシやポスティング、メディアへの広告、デジタルな手法としてはネットの広告などがあげられますが、Twitterの広告には次のような特徴があります。

ユーザーの居住区や年齢、性別、興味関心など、絞り込んで広告を出すことができます。折り込みチラシやポスティングなどは、一律エリア内に配られますが、Twitter広告はある程度ターゲットを絞れるので精度の高いアプローチが期待できます。
また、従来からの広告が届きにくい世代へ訴求する場合にも有効な手段と考えられるでしょう。

Twitter広告は開始と終了日を任意で設定することができます。途中で止めることも可能なので、キャンペーンの効果が思ったよりも出た、または思ったほどの反響が得られないのでターゲットやキャンペーン内容の見直しを図りたい時に、停止して次の策を検討することもできます。

Twitter広告には最小出稿金額の設定がありません。とはいえ1円や10円からできるかと言われると疑問ですが、例えば1クリックが20～200円、1000インプレッションの獲得に400～650円と言われていますので、そのあたりを目安に予算を検討してみると良いでしょう。

なお、これらはTwitterに限らず他のSNS広告でも似たような特徴があります。

Twitter広告にはいろいろな種類がありますが、ここでは代表的な2種類を紹介します。

Twitterのタイムライン上に投稿として表示される広告です。通常のツイートと区別するため「プロモーション」という表記が付きます。それ以外は、通常の投稿と同様「いいね」や「コメント」「リツイート」などのリアクションができます。

アカウントのフォローを促進するTwitter広告です。フォロワーを増やしたいときに活用します。特にアカウントを開設したばかりで、フォロワーが少ない時期などにはぜひ利用して欲しい広告の一つです。

Twitter広告は「運用型広告」の一つです。ただし、Google広告のように1クリック＝000円という課金方法ではなく、リーチ数やクリック数、ユーザーの反応数によって課金されていきます。広告が終了すると、リーチ数やクリック数、フォロワー数に対する獲得コストが見えてきますので、まず最初は少額(5,000～10,000円)で始める「テスト広告」をおすすめします。

テストをすることによって、その費用でどのぐらいのリーチ数やクリック数が得られるかがわかります。その数字を参考にして予算を立てていきましょう。もし何からの原因でテスト広告ができない場合は、以下の数字を参考にしてみてください。

なお、Twitter広告の料金に関する概要や仕組みについては、「Twitter広告ヘルプセンター」に記載されていますので、そちらを参照してください。

Twitter広告の料金

Twitter広告は、ターゲットを絞れる、任意の期間を設定できる、低予算から出稿することができる特徴があります。特に、既存のマス広告では実現できなかった「ターゲットを絞る」設定は、さまざまな販促のシーンで活用できます。テストマーケティングなどにも利用できますので、予算に合わせて導入してみてください。

次回、キャンペーン投稿を促進するためのTwitter広告について、より具体的に解説をしますので、お楽しみに！