セミナーや会議などで有効な小型拡声器
サンワサプライの「MM-SPAMP11N」(直販価格9020円)はハンドマイク型の拡声器スピーカー。61×61×193mm(マイク側直径32.3mm、スピーカー側直径61mm)、約150gの小型、軽量ボディーにマイクとスピーカー(2インチ、5W、密閉式フルレンジスピーカーシステム)が内蔵されており、マイクに向かってしゃべると、その声をスピーカーより増幅して出力してくれます。
ボディーの中には1300mAhのリチウムイオンバッテリーが内蔵されており、連続使用時間は約8時間、充電時間は約2時間とされています。なおバッテリーがなくなってもUSB端子より給電(DC5V1A)できるので、モバイルバッテリーなどと接続すれば継続利用が可能です。
使い方は簡単。電源ボタンを押すと緑色に点灯するので、あとはマイクに向かってしゃべるだけ。ボリュームボタンすらないシンプル設計です。覚えておかなければならないのは電源ボタンLEDの表示ぐらいですが、電源オンが緑点灯、電源オフが消灯、充電中が赤点滅、満充電が緑点灯とシンプルかつスタンダードなのですぐマスターできるでしょう。
小型ながら威力は絶大
さて本製品はどのくらい声を大きくしてくれるのでしょうか? 同じ距離から「MM-SPAMP11N」なし、ありの2パターンで、「こんにちは、ジャイアン鈴木です」というフレーズを連続してしゃべってみたところ、「MM-SPAMP11N」ありのときには簡易騒音計の値が約118%相当に増えました。個人的には、普通の声量でしゃべっても、十数人ぐらいの人に届く声量になると感じました。
「MM-SPAMP11N」は屋外使用で20人、屋内使用で30~40人規模のイベント、説明会での使用を想定しているとのことです。もちろん大型の拡声器ほどの増幅効果はありませんが、コンパクトかつバッテリー駆動可能という点で差別化が図られています。コロナ禍での会議から、小規模店舗でのお客さんへの案内など、さまざまな用途に活用できる製品と言えるでしょう。