データを色々な角度から見る
そもそも、次のようなデータがあったとしよう。もちろん、本来ならもっと大きな表になるわけだが、今回はサンプルとしてわかりやすいように小さな表で説明していく。
この表では、商品の売り上げを管理している。日付や担当者、個数、金額など一般的なデータを入力した表だ。
このような要素の多い表をさまざまな角度から見られるのがピボットテーブルなのだ。
製品ごと担当者ごとの売上を見る
ピボットテーブルでは、このような元になるソースの表を組み替えてデータを自由自在に表示できる。
例えば、この表の製品ごとの売上を集計するとしよう。一般的には表を並べ替えて小計を計算したりする。
また、担当者ごとの売上を集計するのにも同じような作業が必要だ。難しくはないが面倒だし、結局手作業で色々なことをしようとするとミスが発生しがちだ。
そこで、ピボットテーブルを使うと次のような表が簡単に作れる。しかも、計算も自動で行われて合計が出るのが素晴らしい。
ピボットテーブルを作るための元の表
ピボットテーブルを作成するためには、元となる表にある程度の条件がある。基本的には1行目が見出しになっていて、下に向かってデータが伸びていくことだ。途中に空白や数値以外の情報が入っているとうまく作れない。
また、項目が1つや2つではあまり意味がない。今回のように、「日付」「個数」「単価」「担当者」など多くの項目があることが望ましい。
次回は、いよいよピボットテーブルを作成していく。