Adobe MAX Japanとは

Adobe MAX Japan とは、グラフィックデザイン、写真、Web制作、UI/UXデザイン、映像制作、3D制作などに携わるクリエイターの方、およびそれらを目指す方が楽しめる「クリエイターの祭典」。
クリエイティブのトレンド、第一線で活躍するクリエイターのアイデアやテクニック、Adobe Creative Cloudの最新機能やワークフロー、クリエイターの方々と交流してインスピレーションを得ることができる日本最大級のクリエイティブイベントです。
参考サイト: Adobe MAX Japan 公式サイト より

「キーノート」で発表されたトピックス

【1】Adobe Fireflyの進化について

Adobe Fireflyの成長と今後のクリエイティブへの可能性に焦点を当て、Fireflyの急速な普及と共にクリエイティブコンテンツへの需要が2年で倍になり、さらに2年後には5倍に拡大する見込みについて述べられていました。効率とスピードが求められるクリエイティブワークにおいて、Fireflyは今後不可欠な存在となることも予言され、ますます期待が高まります。
この内容については、別途記事として詳しく取り上げています。
参考サイト: 今話題! Adobeの生成AI Fireflyは何がすごい?(第1回記事)

【2】Photoshopの生成AIについて

Photoshopの新機能として、「生成塗りつぶし機能」と「生成拡張機能」が紹介されました。これらはFireflyの技術が使用した機能で、生成AIを組み合わせることでたくさんのバリエーションを瞬時に生み出し、新しいビジュアルを簡単につくることができます。会場のスクリーンではデモを交えた紹介となっており、高い自由度と創造性を実感することができました。
この内容についても、別途記事として詳しく取り上げています。
参考サイト: 画像生成AIの塗りつぶし機能とは? SNSでも話題沸騰中!(第2回記事)

【3】Illustratorの最新情報について

Illustratorの最新情報として発表されたのは3点。

1点目は、「テキストからベクター生成」のベータ版が紹介されました。
こちらもFirefly技術を使用しており、拡大縮小ができるベクターアートをシンプルなテキストプロンプトの入力だけで生成してくれる機能です。
さらにスタイルピッカーツールを使うと、生成したイラストをさまざまなスタイルに進化させることが可能です。会場のスクリーンでは、ポップでかわいらしいユニコーンのイラストが一瞬で墨画のようなイラストに変化し、新しいグラフィックデザインの可能性が垣間見えた瞬間でした。

2点目は、「モックアップ機能」のベータ版が紹介されました。
グラフィックを実際の立体物に配置したモックアップを簡単に作成し、Illustrator内でプレビューすることができる機能とされています。

3点目は、「Retype」と呼ばれる機能のベータ版が紹介されました。
静的なテキストやアウトラインのオブジェクトに含まれるフォントを識別し、テキストデータに変換することができる機能とされており、利便性に富んだ機能とされています。

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会場の雰囲気と特典

会場全体は照明を落とし、各ブースがお祭りの屋台のようにカラフルに彩られていました。また、第一線で活躍するプロのクリエイターによるショートセッションコーナーや、展示即売会および作品展示のブースもあり、たくさんの参加者がクリエイターの方と交流を楽しんでいました。ブースを回りポイントを貯めるとオリジナルのスペシャルカクテルをいただくことができるという遊び心満載な特典付き! それ以外にもキッチンカーやアドレスフリーのテーブルなども用意されていて、まるで音楽フェスのような雰囲気でした。

まとめ

ワークフローを大きく効率化させてくれる機能や、今後の進化に期待溢れる機能が満載の発表、リアル開催ならではのイベントが盛りだくさんで大盛況に終わったAdobe MAX Japan2023。まだ参加されたことのない方は次回開催されるAdobe MAX Japanにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

参考サイト:
Adobe MAX Japan 公式サイト
Adobe MAX 公式サイト