主な変更点

Figma の新料金体系では、請求モデルや機能の一部が見直されました。ユーザーの自由なアップグレードが制限され、デフォルトで管理者の事前承認が必要になります。
また、すべての有料プランで FigJam と Figma Slides が利用可能になり、機能の充実が図られています。スターターチームでも同様に利用可能ですが、制限がある点にご注意ください。

  • 編集権限(エディター)を持つメンバーごとに課金
  • 閲覧権限(ビューワー)のメンバーは無料
  • ユーザーの自由な権限アップグレードが制限され、管理者承認がデフォルトに
  • すべての有料シートで FigJam と Figma Slides が利用可能に

新料金プラン(2025年3月11日以降)

Figma の新料金体系では、 FigJam と Figma Slides が全てのシートに内包され、よりプロダクト制作に最適化された構成になっています。
無料で利用できるスターターチームから、大規模な企業向けのエンタープライズまで、それぞれのニーズに応じた機能と価格設定が特徴です。 特に、プロフェッショナルチーム以上では、共同作業の効率化やセキュリティ面の強化が図られており、チームでの利用に最適なプランとシートを選択することが重要となっています。

各プランの概要

  • スターターチーム:個人・小規模プロジェクト向け、無料で利用可能
  • プロフェッショナルチーム:中小企業のチーム向け、フルシートの年払いは約2,400円/月、単月払いは約3,000円/月
  • ビジネス:大企業のチーム向け、フルシートの月額約8,300円
  • エンタープライズ:セキュリティ強化が必要な大企業向け、フルシートの月額約13,500円

※ Figmaの料金は米ドル基準で決定されているため、為替レートの変動により実際の請求額が変動する可能性があります。最新の情報はFigma公式サイトの料金ページをご確認ください。

過払い防止と移行について

2025年3月11日以降、Figmaでは管理者の承認がないとメンバーが編集権限を持てない仕組みがデフォルトに変更されます。これにより、不要なメンバーに誤って編集権限が付与され、予期しない請求を避けることができます。

また、現在Figmaを利用しているユーザーは、この日を境に自動的に新しい料金プランへ移行します。チームで利用する場合は、閲覧のみで問題ないメンバーを明確にし、不要な編集権限を付与しないよう管理することが大切です。移行の詳細や注意点については、Figma公式サイトをご確認ください。

まとめ

Figmaの新料金体系では、エディター(編集権限を持つユーザー)ごとに料金が発生するため、効率的な権限管理が重要になります。特に、チームでの利用時には、編集権限が必要なメンバーを適切に設定することで、コストを最適化しつつ、スムーズな作業環境を維持できるでしょう。