PC
屋内でバイオレットライトを照射
オフィスをフリーアドレス化する企業が増えている。固定のデスクがないフリーアドレス環境では、業務中はずっとノートPCを使うことになる。長い時間ノートPCを使うのであれば、さまざまな面で快適さを追求したい。そうしたニーズに応えるのが、NECパーソナルコンピュータの16インチワイドノートPC「LAVIE NEXTREME Infinity XF950/GAB」だ。
LAVIE NEXTREME Infinity XF950/GABは、近視の進行抑制やうつ病の予防に効果があるバイオレットライトを点灯可能な「バイオレットライトLED」を本体上部に備える。バイオレットライトは太陽光に含まれているので、オフィス業務では十分に浴びられない。バイオレットライトLEDをつけて日中の作業を行えば、オフィスでも良い光環境の中で仕事ができる。実際にバイオレットライトLEDをつけて業務をしたが、ほど良い明るさでまぶしさは気にならなかった。
長時間の作業では、タイピングによる疲れも発生する。その疲れが原因で、タイプミスが増えてしまうこともあるだろう。本製品のキーボードは、中央に向かって傾斜が付いた配置の「ステップスカルプチャー」を採用し、入力作業による疲れやタイプミスの軽減に貢献する。検証時に使用してみたが、傾斜が付いているため文字が打ちやすく、タイプミスを減らせた。オフィスでの長時間の業務を、健康面と機能面から快適にする1台だ。
Peripheral
作業領域を手軽に拡大
働き方が多様化するに伴い、業務では携帯性に優れたノートPCを使うことが主流となった。しかし、ノートPCは優れた携帯性の代わりに画面サイズが小さいため、デスクトップPCと比較して業務の効率が上がらないケースがある。そこで今回業務効率を向上させるため使用したのが、アイ・オー・データ機器の17.3インチモバイルモニター「LCD-YC171DX」だ。
LCD-YC171DXの特長の一つは優れた携帯性だ。最も薄い部分の幅が約8mmとスリムな筐体であるだけでなく、スタンド一体型のため持ち運びに優れている。さらに、近年のモニターでは主流となっているUSB Type-Cケーブル1本でPCからの映像出力と給電に対応する。筆者が本製品を持ち歩いて移動した際も、ケーブル類などでかばんの中が煩雑になることもなく、コワーキングスペースといった外出先でも作業領域を拡大できた。
二つ目の特長は優れたコンテンツ表示能力だ。映像にメリハリを付け鮮やかに表現する「エンハンストカラー」機能を備えている。10段階の微調整ができ、利用シーンやコンテンツに合わせて調整可能だ。さらに、ブラウザーや文書ファイルといったそれぞれのコンテンツに応じて見やすい画質表示ができる「画面モード」も搭載している。
優れた携帯性とコンテンツ表示で業務効率を向上させてくれるモバイルモニターだ。
Goods
電源オフでもスイッチ一つで録音
イベントや会議の開催が対面に戻りつつある昨今、イベントの内容の記録や、議事録の作成のためにボイスレコーダーは欠かせない。そこで今回は、ソースネクストの文字起こしAIシリーズ「AutoMemo」の新製品であるAIボイスレコーダー「AutoMemo R」を取り上げる。
AutoMemo Rは、AutoMemoシリーズの従来機種「AutoMemo S」と比較して使いやすさにこだわっている。本体側面の録音スイッチをスライドするだけで録音が開始でき、録音の開始は電源がオフの状態でも可能だ。
ボイスレコーダーを持ち運ぶ際に難点となるのがバッテリー性能だ。AutoMemo Rはバッテリー性能にも優れている。録音待機時の「待機モード」ではバッテリーが1カ月以上持続し、5分以上操作がないときは自動で電源がオフになる。そのため、会議や会見が終了した後電源をオフにすることを忘れていても、無駄なバッテリーを摩耗させることはなかった。
Wi-Fi環境下であれば、録音した音声データは文字起こし・編集を行えるAutoMemo専用のWebアプリケーション「オートメモ Home」に自動でアップロードされる。そのため、PCにボイスレコーダーを接続して録音データを移行する手間がかからない。さらにオートメモ Homeでは、共有用URLを発行もでき、録音データの共有も容易だ。
AutoMemo Rは、録音にかかる手間を最小限に抑えるAIボイスレコーダーだ。
Software
QRコードから問い合わせに誘導
販促資料には多くの情報を掲載したい。例えば商材のWebサイトのURLも掲載できれば、さらに商材の特長が伝わる資料が作成できるだろう。担当者の電話番号やメールアドレスへすぐに連絡できる情報も載せておけば、顧客を獲得しやすくなる。ジャングルのPDF編集・作成・閲覧ソフト「PDF-XChange Editor」を使用すれば、効果的な販促が行える資料を作成できる。
PDF-XChange Editorは、編集中のPDFにQRコードを追加できる機能を備える。QRコードはフリーテキスト、URL、メール、電話番号、連絡先のいずれかの情報を基にして作成が可能だ。実際に本機能を使用してみたが、テキストやURLを入力するだけで簡単にQRコードを作成できた。読み取るだけでメールアドレス、件名、本文を入力したメールを立ち上げられるQRコードの作成も行えるため、手間のない問い合わせ先の用意も実現する。
販促資料の社内確認を行う際、ペーパーレスで回覧が行えると便利だ。本製品は、PDFにスタンプを挿入できる機能を搭載している。「DRAFT」や「CONFIDENTIAL」などのスタンプをそろえ、PDFの自由な箇所に押印が可能だ。検証時に使用してみたが、ワンクリックでスタンプを挿入できた。すぐに削除もでき、回覧終了後の編集も速やかに行える。本製品を活用すれば、効果的かつ利便性の高い販促資料を作れる。
PDF-XChange Editor
ジャングル
価格(税込):1万3,530円