Instagramのネットショップとの連携（Instagram-第19回）

Instagramではさまざまなジャンルの画像や動画が投稿されていますが、ビジネス目的で使用する場合、ECサイトと連携して売り上げを伸ばしたいというケースもあると思います。連携がうまくいくと、以下のように、Instagramのアプリ内でスムーズに商品紹介から購入へと誘導できるため、途中離脱を低減させ、購入率を高められる可能性があります。

Instagramでネットショップと連携し商品の登録をするには、FacebookおよびInstagramのポリシーに準拠する必要があります。詳細は、以下のページにてチェックしてみてください。

・コマースの利用資格（Instagramヘルプセンター）

閲覧しているユーザーをInstagramのアプリ内から商品紹介、購入へとスムーズに誘導できるのが一番のメリットです。広告ではなく、投稿の中にタグを追加するだけで利用でき、ユーザーに受け入れられやすいという利点もあるので、売上増加に繋がることも期待できます。また、ショップ機能が使えるということは、Instagram側の審査が通ったということでもあるので、ユーザーからの信頼も得られると考えられます。

デメリットとしては、Instagramとネットショップの連携の設定が複雑なことです。また仮に設定ができたとしても、Instagram側での審査があるため、十分な準備をして臨んでも必ずしもこの機能を使えるようになるとは限りません。そうなった時に、アカウントの運用方法や各種設定を見直し、何度も審査にチャレンジするリソースがあるかという問題にも直面します。もし審査に通らなかった場合、何回までであれば再チャレンジするかも検討しておく必要があるでしょう。

Instagramとネットショップを連携する方法ですが、運営するECサイトのプラットフォームごとに手順が解説されていますので、参考にしてください。Facebookページでカタログを作る作業が必要になるなど、少し複雑な手順が必要になります。

また、どの手順にしてもInstagramをプロアカウント（ビジネスアカウント）へアップグレードしておくことと、Facebookページを作成しておくようにしましょう。

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Instagramでの連携がうまくいかないケースもあります。

こうした場合、以下のような対処方法が考えられます。

Instagramのプロフィールにリンクを挿入できる欄があるので、ECサイトへのリンクを貼るようにしましょう。リンクは、5つまで設定することができます。

フィード投稿では、URLを掲載してもただの文字列になってしまうため、ECサイトの送客には不向きです。そこで「ストーリーズ」に商品写真や簡単な紹介コメントを投稿し、「リンクスタンプ」を使って商品ページへ誘導しましょう。

さらに「ネットショップ」や「商品」などのカテゴリーを作って、ハイライトとして保存しておくことをおすすめします。ハイライトは常にプロフィール下の目立つ場所に表示されるため、ユーザーの目にとまる可能性が高まります。このように、連携できなくてもInstagramの基本的な機能を使ってネットショップへ送客する経路を作ることはできますので、トライしてみてください。

▼Instagramのストーリーズを使ってみよう（Instagram-第11回）
https://www.pc-webzine.com/article/2187

▼Instagramのハイライトを活用しよう（Instagram-第14回）
https://www.pc-webzine.com/article/2207

Instagramとネットショップの連携をすることで、ユーザーをネットショップへスムーズに誘導できるという、大きなメリットがあります。一方で、Instagram側の審査が通らない、あるいは複雑で設定が難しいといった障壁もあります。もし連携ができなかった場合は、プロフィールからリンクを貼る、ストーリーズの「リンクスタンプ」を活用する等で対処するようにしましょう。