Instagramのリールとは?

最大90秒の縦型ショート動画を投稿できる機能です。リールはフィード投稿やストーリーズよりも多くの編集オプションがあり、フォロワー以外のユーザーにも見つけてもらいやすい特徴があります。

適切に活用することで、企業や店舗の認知度を高め、フォロワーとの交流の活性化にも役立ちます。動きがある映像や、役に立つコンテンツがつまっていることに加え、最大でも90秒で動画が終了する気軽さも人気の一因といえるでしょう。特にBtoC事業にとってリールの活用は、重要なマーケティング施策のひとつと考えられます。

縦型の投稿というと、ストーリーズを思い浮かべる方もいるかも知れません。そこで、リールとストーリーズの違いについて解説したいと思います。

リールとストーリーズの違い

ストーリーズは24時間経つと自動的に投稿が消えてしまいますが、リールはずっと投稿された状態になります。また基本的に、ストーリーズはフォロワー向けであるのに対し、リールは「発見タブ」に掲載されることがあり、第三者の目に触れる機会が増える可能性があります。接点のないユーザーに認知してもらうチャンスがより大きいのがリールの特徴です。以下のような違いがあることを押さえておきましょう。

特徴 リール ストーリーズ
コンテンツの種類 短い動画 写真や短い動画
公開期間 永久的 24時間限定
編集機能 高度(エフェクト、BGM、タイマー、テンプレートなど) 基本(テキスト、スタンプ、音楽など)
リーチする範囲 フォロワー外のユーザーにもリーチしやすい 主にフォロワー向け
ユーザーの反応の種類 コメント、いいね、リミックス 投票や質問箱への回答、URLのタップ、カウントダウンなど

リールのメリットとデメリット

Instagramのリールを活用するにあたり、メリットとデメリットを見てみましょう。

リール活用のメリット

より多くのユーザーにリーチする可能性

上述したように、リールは「発見タブ」に載りやすく、フォロワー以外にも投稿が届く可能性が高くなります。より多くのユーザーの目にとまれば、認知の拡大やイメージの向上に繋がるでしょう。

見ごたえのあるクリエイティブ

独自のフィルターや音楽、エフェクトなどを活用すれば、見ごたえのあるクリエイティブを作成することも可能です。

エンゲージメント向上への期待

静止画での投稿に比べて、フォロワーからのより高い反応が期待できます。

リール活用のデメリット

時間と労力がかかる

尺が短いとはいえ、シナリオ作り、素材集め動画の編集作業など、慣れるまでは1投稿の作成にリソースが必要になることが多いです。そのため、投稿の作成は外注しているというケースもあります。

成果測定の難しさ

もしリーチ数が伸びたとしても、必ずしも事業の成果に結びつくとは限りません。また、多くの人が閲覧してくれたものの「フォロワーがそれほど増えなかった」「成果に繋がらなかった」というケースは多々あります。同業他社のアカウントを参考にしながら、閲覧対象者の選定、投稿テーマや内容、ユーザーのどんな行動に結びつけるかを事前に検討したうえで作成しましょう。

このようにメリット・デメリットの両方を理解し、活用を検討してみてください。

まとめ

Instagramのリールは、最大90秒の縦型ショート動画です。ストーリーズと違う点は、フォロワー以外のユーザーにも届く可能性が高く、拡散力が期待できることです。ただし、投稿の作成にはどうしても時間と労力がかかってしまうため、メリット・デメリットを考慮して導入を検討してください。