コグニティブオートメーション

「コグニティブ」には「認知」「認識」といった意味がある。そして昨今、ビジネスワーカーの定型的なデスクワークを自動化する「RPA(Robotic Process Automation/ロボティック・プロセス・オートメーション)」というツールの導入・普及が進んでいる。RPAはあくまで機械的にデスクワークなどの各種操作を自動化するものであるが、そんなRPAの自動化においてコグニティブを強化しようとする試みが「コグニティブオートメーション」だ。

具体的にはAI(人工知能)を活用する。たとえば、画像認識や文字認識などの機能をAIによって強化することで、OCRの精度を向上させることができるほか、音声認識の精度を高めることでUIを改善すればRPAの操作性向上につなげられる。さらに、自然言語処理や文脈認識といった機能を担うAIの開発と普及も進んでいるため、RPAにおいても、より人間の知覚や思考に近い処理が可能になることが期待されている。
(二瓶朗)

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