Microsoft 365で業務効率アップ!【第64回】
iPad、iPhone使用でパワポのプレゼンをレベルアップ(1)
今回から、3回にわたってiPadやiPhoneでプレゼンする方法と活用を紹介していく。基本的にはiPadで説明していくが、iPhoneでも同様の操作が可能だ。パソコンが手元になくても、それなりに快適なプレゼンが実施できるのだ。第1回は、iPadやiPhone単体でプレゼンをする方法を紹介する。OneDriveに保存したPowerPointのスライドを使ったプレゼンが簡単に行える。
文/戸田 覚
iPadでプレゼンする
iPadでもPowerPointをインストールしていれば、パソコンで作成したファイルを使って簡単・快適にプレゼンができる。ただし、画面サイズの大きなiPadではMicrosoft 365のアカウントで利用しなければならない。利用できないようなら、次回説明する方法で、Keynoteによるプレゼンを行えばよいだろう。
作業は簡単で、OneDrive上のPowerPointのファイルを読み込んで開いていくだけだ。
手書きが素晴らしい
iPadとモニターを接続すれば、スライドショーも普通にこなせる。プロジェクターやテレビなどにつなぐなら、HDMI端子を持つアダプターを使えばいいだろう。最近増えているUSB-Cケーブル1本で繋げるモバイルモニターと組み合わせれば、面談しながらのちょっとしたプレゼンにも役立つ。
iPadでプレゼンをするメリットは、単にデバイスが軽くて持ちやすいだけではない。iPad+Apple Pencilを利用すれば、スライドに簡単に手書きができるのだ。2in1パソコンを持っていない方でも、快適に手書きができるのは大きなメリットだ。プレゼンのスライドに手書きで説明するととにかくわかりやすく、理解度が向上すること請け合いだ。
なお、次回はPowerPointのファイルをKeynoteでプレゼンする方法を紹介する。
筆者プロフィール:戸田 覚
1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。