Microsoft Officeで業務効率アップ!【第99回】

手順を知れば簡単! Excel複合グラフの作り方(2)


前回は複合グラフの作り方を紹介した。これまで、あまりカスタマイズせずにグラフを作ってきた方も、それほど課題は感じてこなかっただろう。Excelのグラフ機能は優れており、単純に作成しただけで見やすいグラフが作れるからだ。しかし、複合グラフでは、軸のラベルを2つ付けないとデータの値が見づらくなる。今回は仕上げとしてその方法を中心に紹介していく。

文/戸田 覚


軸ラベルを付ける

 それでは、軸ラベルを付ける方法を紹介していく。複合グラフでは、左右にメモリが表示されるので、それぞれの軸ラベルを付けることで、データが見やすくなるわけだ。

 軸ラベルの作り方は簡単で、複合グラフ以外にも使えるのでぜひ覚えておこう。なお、軸ラベルは縦書きにすると見やすくなるのでおすすめだ。

グラフを選択した状態で、右に表示される「+」をクリックする

軸ラベルにチェックを付ける

2つ表示された左右の軸ラベルをクリックして必要なテキストを入力する

軸ラベルを右クリックして書式設定で縦書きにするとより見やすくなる

完成した見やすい複合グラフ

グラフの種類を変える

複合グラフは、棒と折れ線の組み合わせが基本だが、他にも少し種類がある。おすすめなのは、「積み上げ面」グラフだ。このグラフと棒グラフを組み合わせると、折れ線グラフ+棒よりもデータの量が把握しやすくなる。簡単に変更できるので、どちらが見やすいか試してみるといいだろう。

グラフの種類を変えるには、軸をクリックして選択し、右クリックで「系列グラフの種類の変更」をクリックする

再びこのダイアログが表示されるので、好みの種類を選ぶ

見やすい複合グラフになった

筆者プロフィール:戸田 覚

1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。