志鎌塾・成果に繋げるSNS活用術!【第9回】
Facebookインサイトの見方を知ろう(Facebook-第9回)
Facebookページを運営する上で大事なことの一つに「効果の検証」があげられます。「インサイト」という機能を使うことで、詳しいアクセス状況やフォロワーの分析ができることをご存じでしたか?本稿ではSNSの運用に欠かせないFacebookページ「インサイト」の見方について解説します。
文/志鎌 真奈美
Facebookページには「インサイト」という機能がついています。これは、Facebookページの管理者が閲覧できる分析機能です。フォロワー数の推移や投稿への反応、フォロワーの属性などを確認することができます。定期的にチェックして、運用改善に役立てましょう。
※「個人のFacebookアカウント」にインサイトはありません。Facebookページの管理者のみが閲覧できる機能です。
投稿ごとのインサイトを確認しよう
Facebookページの管理画面にログインした状態で、投稿ごとのインサイトは、投稿の下に表示されている数字をクリックします。
数字が表示されていない場合は、投稿の下に表示されている「インサイトを見る」をクリックします。
投稿ごとのインサイトが表示されました。
ここでわかるのは、リーチ数、エンゲージメント数(いいね!、投稿のクリック、リンクのクリック、写真のクリックなど)、インプレッションです。広告を使って宣伝した場合は、広告経由で表示された数と広告なしで表示された数もわかります。
広告を使った場合、右下の「ブランドコンテンツ配信」欄に各数値が表示されます。
●オーガニックインプレッション、オーガニックリーチ:広告を使っていないリーチ数、インプレッション数
●ペイドリーチ、ペイドインプレッション:広告を使ったリーチ数、インプレッション数
リーチ数とインプレッション数の違いについて
リーチとは、Facebookページのコンテンツやページを閲覧した「人」の数、インプレッションは、Facebookページのコンテンツやページが「画面に表示された回数」のことです。
https://www.facebook.com/help/274400362581037
Facebookページ全体のインサイトを見てみよう
次にFacebookページ全体のインサイトを確認してみましょう。
Facebookページにログインした状態で、左サイドバーの「インサイト」をクリックします。
インサイトというボタンが表示されていない場合は、左サイドバーをスクロールしてみてください。
左サイドバーが表示されてないレイアウトになっている場合には、「管理」ボタンをクリックします。
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プロフェッショナルダッシュボード画面が表示されます。
このままの画面でもざっとの内容は把握できますが、もっと詳しく見たい場合には、左サイドバーをスクロールします。「Facebook Business Suite」に遷移すると、左側に「インサイト」というボタンが表示されるので、そこをクリックして確認してください。
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各画面を確認しよう
インサイトではさまざまな数値が確認できますが、ここでは代表的なものを紹介します。
概要
「概要」のページでは、ページビュー、投稿のリーチ、ページへの「いいね!」、投稿のエンゲージメント、フォロワーの増減などが確認できます。
フォロワー
「フォロワー」という項目をクリックした画面です。
いいね!
「いいね!」の画面を表示しています。ページ合計の「いいね!」数は取り消した数、『ページの「いいね!」』は発生場所などが把握できます。
リーチ
「リーチ」をクリックした画面です。投稿のリーチについて、オーガニックか有料か等が確認できます。
(「有料」は広告を使って獲得したリーチです)
投稿
「投稿」の画面を表示しています。
タブを切り替えることで、「投稿タイプ」「競合ページの人気投稿」を表示させることができます。
さらに下にスクロールしていくと、投稿ごとのリーチ数やエンゲージメントが一覧形式で確認できます。これを見ると、期間内の投稿のうち、どれが人気がある投稿か、あるいは反応が薄い投稿なのかが一目瞭然です。定期的にチェックして、運用改善に役立ててください。おすすめの機能です。
利用者
「利用者」をクリックした画面です。男女の割合や、国・市町村・言語ごとに分類してユーザー層を確認することができます。自社の利用者層の把握は、戦略を立てる上で重要な指標の一つ。必ず見ておきましょう。
Facebookに限らず、SNSの運用を効果的に行うには分析と改善が必須です。インサイトは定期的にチェックし、日々の運用に役立ててください。
筆者プロフィール:志鎌 真奈美(しかま まなみ)
チーフSNSマネージャー/Shikama.net代表。97年からウェブ制作を開始し5年間の会社員生活を経て2002年に独立。ウェブ制作のほか、IT・ウェブ活用のコンサルティングやSNS導入・活用支援、講師業にも従事。書籍4冊執筆、教員経験あり。
https://shikama.net/ @shikama75(Twitter/Instagram)