広告の効果を検証しよう
前回は、Twitterのフォロワーを増やす広告について解説しましたので、今回は広告効果の検証について解説します。
前回記事「Twitterのフォロワーを増やす広告を出してみよう(Twitter-第26回)」を読んでいない方は、まずはご一読ください。より理解が深まると思います。
以下の手順でTwitter広告の効果を確認し、検証しましょう。
広告マネージャーで結果を確認しよう
【1】Twitterの広告マネージャーにアクセスします。
https://ads.twitter.com/
画面が開くと、表示期間が「7日間」になっていることがあります。期間を変更する場合は、画面右上にある期間から操作しましょう。
【2】直近の広告結果が表示されます。この時、重要な数字が隠れている場合がありますので、画面を下までスクロールします。
【3】画面を下までスクロールすると、横スクロールバーが表示されます。画面を横にスクロールしましょう。
【4】「結果」「結果レート」「結果あたりのコスト」が表示されるので、必要な数字を書き出しておきます。
必要な数字を確認し検証しよう
広告の結果には、いろいろな数字が並んでいますが、ここで「どの数字を見るべきか?」といったように悩んでしまうケースもあるのではないでしょうか。こうした成果を確認する際に重要なのは、「どんな目的で広告を出稿したか?」です。
今回は「Twitterのフォロワーを増やす」という目的で広告を出稿しました。そのため、重視する数字としては、広告によって獲得できた「フォロワー数」「フォロー率」、そして1フォロワー獲得にかかった金額「コストパーフォロー(CPF)」です。
ここでは、以下4つの数字をピックアップしました。
(広告予算:29,524.96円 ※上限30,000円で設定)
- インプレッション:277,455
- フォロー:97
- フォロー率:0.03%
- コストパーフォロー:304.38円
これらの数字からわかることは、以下の通りです。
- 予算30,000円で獲得できたフォロー数は 97
- インプレッション(=表示数)に対してフォロー率は 0.03%
- 1フォロワー獲得にかかった金額は 304.38円
今回出稿した内容の良否は過去の数字と比較する、あるいは次回の数字と比較する必要があります。初めて広告を出稿した場合は、比較の対象がありませんので、まずはこの数字を「自社の基準」として考えます。これを踏まえると、次回どのぐらいの予算でどのぐらいのフォロワーが獲得できそうか予想がつくのではないでしょうか。
次回の広告予算とKPI(目標数値)を設定しよう
重要指標の数字が把握できたら、次回の出稿に向けて以下の内容を検討します。
- 設定する予算額
- 獲得したいフォロワー数
- 広告を出稿する期間
例えば、フォロワーを100人増やしたければ、今回とだいたい同等の予算と内容で大丈夫ではないでしょうか。200人増やしたい場合は2倍の予算が必要と仮説を立てて検討していきます。
フォロワー獲得コストを下げることはできる?
ここで「コストパーフォロー(1フォロワーを獲得するコスト)」を下げることはできないか?と考える方もいるのではないかと思います。今回の事例では、獲得コストは304円でしたが、業種やアカウントの運用状況によっては100~500円とさまざまです。
コストを下げながら広告運用するのであれば、以下4点について見直しながら運用していきます。
- キャンペーンで使用したキャッチコピー(文言)や画像
- ターゲット(地域、男女、年齢、関心等)
- 広告出稿のタイミング(期間や曜日)
- フォロー促進のための特典
以前、当コラムで解説した「フォロー&RTキャンペーン」も併用すると効果的ですので、ぜひ検討してみてください。
まとめ
Twitterに限らず広告をかけるなどの施策をおこなった場合、数字を確認して検証するようにしましょう。その数字をふまえて、次回の出稿に向けて改善点を洗い出し、予算検討の参考にしてくださいね。