Twitterの新サービス「Twitter Blue」とは（Twitter-第28回）

2022年の10月、Twitter社のCEOに米国の起業家・イーロン・マスク氏が就任して以来、Twitter上では、頻繁に仕様の変更が行われるようになっています。改良されたものもあれば、改悪ではないかと思われるものもあり、今なお不安定なままの機能もあります。

そんな中で登場したのが「Twitter Blue（ツイッター ブルー）」というサービス。月額料金を支払うことで、アップグレードした機能が使えるようになります。企業でも「Twitter Blue」の導入を検討するケースが増えていると思いますので、本稿で解説いたします。

Twitter Blueは月額の費用を支払うと使えるようになるTwitterのサブスクリプションサービスです。ツイートを編集できる機能や、アカウントに青いチェックマークを付けることができるプランです。日本国内での利用料金をまとめると、以下の通りとなっています。

スマホ版で契約するよりも「ウェブサイトからの契約の方がお得」になっていますので、ウェブ版から加入するようにしましょう！

詳しい内容はこちらを確認してみてください。
Twitter Blueについて（Twitter公式ヘルプセンター）

Twitter Blueを契約すると、通常のアカウントにはない機能が使えるようになります。ここでは代表的なものをピックアップして解説します。

Twitterアカウント名の横に表示される青いチェックマークを獲得することができます。いわゆる「公式マーク」「認証バッジ」などと呼ばれていたこのマークですが、Twitter Blueを契約することで、取得できるようになりました（ただし審査があります）。
企業にとってはブランディングや信頼性に繋がると考えられますので、一番のメリットはこのマークの取得ではないでしょうか。

青いチェックマークにはどのような意味がありますか？（Twitter公式ヘルプセンター）

これに伴い、認証マークがついていた一部のアカウントでは金色のチェックマークに変わったものもあります。

金色のチェックマークについては、Twitterの公式サイトに案内があります。
https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/profile-labels

Twitter Blueを契約すると「ツイートの取り消し機能」が使えるようになります。ツイートを送信した後、一定時間内であれば、公開する前に取り消すことができます。「うっかり別のアカウントに投稿予定のものを、ツイートしてしまった」というミス（誤爆）を防ぐことができそうですね。

また投稿してから30分以内であれば、ツイートした内容を最大5回修正することができます。この機能は「欲しかった」という方も多いのではないでしょうか？時間や回数の制限がありますが、これまでは一旦削除して投稿し直すしかなかったタイプミスのあるツイートも、修正することができるようになりました。

その他「近日公開」として、以下のアナウンスがされています。

実装時期は不明ですが、個人的には、返信、＠ツイート、検索結果が上位に表示されるという機能が非常に楽しみです。の機能が非常に楽しみです。この機能がつくのであれば、有料のメリットが大きいと考えています。

なお、まだ日本では実装が未定ですが、米国では最大4000文字の投稿ができるようになるとの発表もありました。今後いろいろな機能が追加され、料金分以上のメリットも出てくる可能性があります。

Twitter Blueのデメリットとしては、料金が発生することです。これまでは、広告以外はすべて無料で使えていたTwitterですが、Twitter Blueを契約すると月々（もしくは年額）の料金が発生します。プレミアムな機能を使う必要がない場合は、契約するメリットがないと考えられます。

そして、もう一つ。
Twitter Blueを契約すると、青いチェックマークが獲得できると解説しましたが、アカウント名を変更すると、その都度チェックマークがはずれてしまう現象があるようです。しばらくすると戻るようですが、一部の機能で意図しない動作が発生することがあります。そのような現象が起こりうることを押さえておいたうえで、検討してみてください。

ついに日本にも導入された「Twitter Blue」。導入するとさまざまなプレミア機能を使えるようになりますが、特に青いチェックマークについては「欲しい」という企業も多いのではないでしょうか？導入にはメリットとデメリットがありますので、双方を踏まえたうえで検討してみてください。