いよいよ残り6カ月!
お客さまのWindows Server 2012/R2のEOS対策はできていますか?
改めてMicrosoft Azure活用による基盤刷新を検討しましょう

日本マイクロソフト
パートナー事業本部
コーポレートソリューション営業統括本部
コーポレートソリューションパートナー営業本部
清水利幸

Windows Server 2012/R2のEOSが今年10月10日と差し迫っていますが、お客さまのサーバー運用状況はいかがでしょうか?Windows Server 2012/R2をMicrosoft Azureに移行することで、延長更新プログラムを適用できます。新年度のスタートを境に今一度お客さまのサーバーの稼働状況を確認し、ビジネスの可能性を探っていきましょう。

Windows Server 2012/R2の“延命措置”

 昨年の11月にダイワボウ情報システム(DIS)さまが実施した「DISわぁるど」やパートナー企業さまとの日々のコミュニケーションの中で、Microsoft Azure(以下、Azure)のビジネスの可能性についてご紹介する機会は増えています。お客さまのビジネス資産に大きく関わるWindows Server 2012/R2の移行先はさまざまな選択肢がありますが、その中でもコストや安全性などの懸念を払拭した上でクラウド化を実現するのがAzureです。例えば、Windows Server 2012/R2をAzureに移行すると「拡張セキュリティ更新プログラム※」が適用されますが、その認知度は同社調べにおいて高くありません(図1参照)。新年度の挨拶などの機に、改めてWindows Server 2012/R2利用を確認し、Azure移行をご提案ください。

 Azureへの移行は、Windows Server 2012/R2だけでなくSQL Serverも含めてお得な特典を備えているのが魅力です(図2参照)。まず、特典1では拡張セキュリティ更新プログラムを利用できるため、既存サーバーをAzure上で延命しながらクラウドへの移行を進められます。特典2ではコストを抑えるプログラムが利用できます。運用形態としては、図3のように既存環境をクラウドで延命する方法やAzureのIaaS環境でバージョンアップを進めるなど、複数の方法を安価に検討可能です。

“お客さまの実務に合わせた提案シナリオ”を考えよう

 Windows Server 2012/R2のEOSを契機にAzureにバージョンアップするメリットを紹介してきましたが、将来的なDXを想定する場合、インフラ・ID管理の見直しという観点も重要です(図4参照)。
 
 例えば、オンプレミスでサーバーをこれから更改されるお客さまは、バックアップに最適な「Azure Backup」やBCP対策ソリューション「Azure Site Recovery」などがお薦めです。

 ファイルサーバー管理が煩雑化している場合は、サーバーレスなファイル共有ソリューション「Azure File Sync」が有効です。

 クラウド利用は一般化が進むものの、中堅中小企業においてはまだまだクラウドは早いという声もあります。Azureは、お客さまの実務課題の解決をサポートする豊富に備えています。お客さまのインフラ環境整備や課題を踏まえてDISの営業担当者さまに相談いただき、ビジネスを創出していきましょう。