PC
ワンアクションでWebを提示
対面での商談では、取引先にスマートに資料を提示したい。例えば、次の商談につながる話題が出てきたら、すぐに話題に上がった商材のWebページを見てもらえるようにしておくと良いだろう。VAIOの14インチワイドノートPC「VAIO Pro BK」を活用すれば、スムーズな資料の共有が可能な商談を実現できる。
VAIO Pro BKは、モニターが180度開く「商談モード」を用意している。Fnキーと数字の2キーを押すと表示画面が180度回転し、本体を回転させずに商談相手にプレゼン資料を提示できる。実際に使用してみたが、Fnキーと数字の2キーを押しながらモニターを開けるので、資料を速やかに提示できた。
商談の流れに合わせて商材のWebページを提示できれば、さらなる商談の成功につながる。VAIO Pro BKは、ファンクションキーに任意のアクションを追加する「ファンクションキー設定」機能を備える。FnキーとF8〜F12キーを押した際のアクションをキーごとに設定でき、デスクトップ上のアプリを開ける「アプリケーション起動(Win32)」などのアクションをショートカットとして追加可能だ。試しにFnキー+F10キーでデスクトップ上のMicrosoft Edgeを開けるよう設定したが、キーを押すだけで、アイコンをクリックする手間なくMicrosoft Edgeが起動した。VAIO Pro BKを利用すれば、商談相手への素早い情報共有が可能になる。
Peripheral
片面・両面共に同じ速度で印刷
両面印刷は紙資源の無駄を省く一方で、片面印刷に比べて印刷に時間がかかる。そんな課題を解決するのがキヤノンのモノクロレーザービームプリンター「Satera LBP453i」だ。本製品は片面・両面ともに43ページ/分の高速印刷を実現している。仕事の効率を落とさずに、紙資源の無駄やコストを抑えられるのだ。
本製品は大容量の給紙性能を備える。通常、標準カセットに250枚、手差しトレイに100枚の給紙が可能だ。オプションで590枚ペーパーフィーダーを最大3段まで装着すれば、2,120枚の給紙を実現している。さらに、異なる用紙サイズも同時セットできる。用紙の補充や交換のタイミングを減らし、別の業務に時間を充てられるのだ。大容量の給紙性能を備えながらも従来機種「Satera LBP443i」に比べて本体の体積を8.6%小型化し、設置場所の選択肢を増やしている。
振り込み用紙などの帳票印刷を効率化する帳票モードを搭載している。少量印刷に特化した「少数高速モード」と大量印刷に特化した「一定速度モード」の二つのモードがあり、業務用途に応じて選択が可能だ。本モードは本体に搭載されたワイドLCDパネルを操作することで開始できる。ワイドLCDパネルは大きい画面と、傾斜を備えているため、操作のナビゲートが見やすく、操作に迷うことがなかった。
大容量給紙と高速印刷で日々の印刷業務をサポートする。
Goods
AIのオートフレミングで撮影を容易に
2023年5月8日、新型コロナウイルスが5類感染症に移行した。その影響もあり、今までオンライン開催が中心となっていた講演会やシンポジウムは、オンラインとオフラインを同時に行うハイブリッド形態がスタンダードになりつつある。一方でハイブリッド形式で行う際のオンライン配信は、オフラインでの会場運営と並行して行う必要があり、誰にでも簡単に操作できる配信用のカメラが求められている。そんな需要に応えるのがソニーの4K対応旋回型カメラ「SRG-A12」だ。
本製品最大の特長はAIを活用し、被写体を自動追尾する「PTZオートフレミング」機能だ。筆者が本機能を試してみたところ、お辞儀などの小さな動きはもちろん、一度カメラの撮影範囲から外れても筆者の動きを追尾した。さらに、本機能では、被写体の画角を全身・ウエストショット・クローズアップ(バストショット)の3種類から設定できる。加えて、サイズ、上下位置、左右位置など、画面内のどこに人物をフレーミングするかを設定可能だ。用途に合わせて最適な画角調整を実現している。
また、本製品はあらかじめカメラの向きやズームなどの情報を登録できる「プリセット」機能を備えている。本製品に付属した赤外線リモコンの場合3個、Webブラウザーの場合256個まで登録できる。
プリセット機能で講演前の準備を、PTZオートフレミング機能で講演中の撮影負担を軽減してくれるカメラだ。
Software
誤送信による情報漏えい対策に
メールで重要なファイルのやりとりを行う際、情報漏えいの原因の一つとして挙げられるのが誤送信だ。しかし誤送信は人為的ミスであるため、セキュリティソフトでの対策は行えない。そこで活用したいのが、ライフボートのOutlook専用アドインツール「LB Mail Sitter 2」だ。
LB Mail Sitter 2では、従来製品の「LB Mail Sitter」に添付ファイルに関する機能を追加している。例えば、特定のアドレス/ドメインと添付ファイルのキーワードをひも付ける「宛先と添付ファイル名の紐づけ」機能がある。実際に社内のドメインと添付ファイルのキーワードとして「プロジェクト資料」をひも付けてみたが、社外の人物のアドレスへプロジェクト資料を送付しようとすると、送信前の確認画面で「紐づけられていない宛先と添付ファイルです。」と警告が表示された。宛先を間違えても、送信前にミスに気付けた。
本文や件名に特定のキーワードを使用した際に警告を行う「警告キーワード(本文)」機能と「警告キーワード(件名)」機能を活用すれば、本文や件名を基にした誤送信対策が行える。検証時に「機密」を本文・件名の警告キーワードに登録してメールを作成したが、送信前に「機密という言葉が含まれています。」と警告が表示されたため、送信先や添付ファイルの再確認が行えた。メールでの安全なファイル送信をサポートする製品だ。
LB Mail Sitter 2*
ライフボート
価格(税込):16万2,800円