IDS
IDS(Intrusion Detection System)は、「不正アクセス監視システム」、または「侵入検知システム」と訳される。コンピュータやネットワークへの不正アクセスを検出して、管理者に通知するためのシステム。IDSには、①ネットワーク上のパケットを監視するネットワーク型IDS(NIDS)と、②サーバーのパケットを監視するホスト型IDS(HIDS)の2種類がある。
IDSは、監視を行うシステムなので、攻撃を阻止するFirewallなどとの併用が必要。IDSで検出した攻撃元のIPアドレスなどのデータをFirewallの設定項目に反映させることで、効果的対策が可能になる。
類似の用語として、IPS(Intrusion Prevention System)があり、「不正侵入防止システム」と訳される。IDSがネットワークやサーバーを監視し、不正なアクセスを検知して管理者に通知する役割を担うのに対し、IPSは、検知・通報に留まらず、アクセスを遮断するなどの防御措置を行う機能を持つ。