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【第106回】Wordで思い通りに文章をレイアウトする
今回はWordの文章を自由自在にレイアウトする方法を紹介する。テキストボックスを連携(リンク)することで、書類の自由な位置に文章を流し込めるのだ。最近は、Wordで書類を作るケースが徐々に減ってきているだろう。プレゼンのスライドに置き換わってきているからだ。だが、書類だけで説明を完結させたいなら、Wordを使うのもおすすめだ。そこは、時流に合わせて図や写真と文章を自由にレイアウトできるスキルを身につけておきたい。
文/戸田 覚
写真を回り込ませるだけではイマイチ
そもそもWordでは、写真や図を貼り付けたら、その周囲にどのように文書を回り込ませるか「文字列の折り返し」機能で指定可能だ。
この機能を使いこなすとずいぶん見栄えがよくなるのだが、それでも、自分が意図する位置に文章と写真や図版をレイアウトすることはできない。
テキストボックスを使おう
こんな時にはテキストボックスを利用すれば、好きな場所に文書を配置できる。テキストボックスはご存じのように、四角形の中にテキストを配置する機能だ。すでに入力されている文書もテキストボックスの中にペーストで貼り付けられる。
すでに完成している書類のレイアウトを変更したいなら、適当な余白部分にテキストボックスを作成し、そこに文書を切り取って貼り付ければいい。
その上で、好みの位置にテキストボックスを移動して大きさを調整する。
文字が入りきらないようなら、次にテキストを表示したい部分に新しいテキストボックスを作成し、前のテキストボックスとリンクするのだ。この方法を使えば、書類上の自由な位置にテキストが配置できるようになるのだ。
筆者プロフィール:戸田 覚
1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。