外部のTeamsとの切り替えは少し不安定?

取引先との共同プロジェクトやアカデミックの研究会など、自社外と共同で作業を進めなくてはならないケースも少なくない。そんな時ゲストとしてTeamsを使用すれば、効率的なコミュニケーションが可能だ。

自社のTeamsからもオンライン会議の時と同じく、Teamの所有者(アドミン)に頼めば、外部アカウントのゲスト招待が可能だ。そして、外部のTeamsからのゲスト招待を受けると、外部Teamのアクティビティが表示されるようになり、Teamの切り替えが可能になる。

Teamの所有者は、外部アカウントをゲスト招待できる
招待が届いたら、Teamsを開く
現在利用しているアカウント以外のアカウントでのアクティビティは画面上部の 「他のアカウントと組織でのアクティビティ」アイコンに通知される
招待を受け入れると、画面右上のアカウントから別Teamを選択・切り替えできるようになる

アカウントのプルダウンからTeam名をクリックすれば、社内のTeamにサインインした状態から外部のTeamsにサインインした状態に切り替わり、外部Teamsでのメッセージ確認などが可能になる。

しかし、この切り替えはオーバーヘッドが大きかったのか、古いTeamsアプリでは、切り替えにひどく時間がかかったりエラーが表示されるなど、切り替えがうまくいかないことも少なくなかった。

新Teamsではタブ切り替え並の軽快な使用感

ところが、新しいTeamsアプリではこの課題が克服されている。新しいTeamsについては2023年11月に、まずパフォーマンスの大幅な改良が発表され、その後順次新しい機能がリリースされている。パフォーマンスとしては、アプリの起動で2倍、会議への参加も2倍、チャットとチャネルの切り替えで1.7倍のスピードアップを実現し、メモリ使用量を半減、ディスク容量を70%に抑制した。日常の使用ではなかなか実感できないが、これがアカウントのスムーズな切り替えに貢献しているようだ。

このパフォーマンスの向上によって、外部Teamへの切り替え時に感じていたストレスも解消され、タブ切り替え並の軽快な使用感で、社内と外部のTeamの行き来が可能になった。外部との連携もスムーズになったことで、社内利用にとどまらず、よりTeamsを活用する機会も増えていくだろう。

なお、新しいTeamsはその後順調に数々の新機能が追加されている。これからの連載で紹介していく。

新しいTeamsではパフォーマンスがアップし、スムーズなチームの切り替えが可能になった

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